143. 代々木公園

著者=近藤 純正
JR山手線の原宿駅で下車すると明治神宮と代々木公園がある。 (完成:2015年10月12日)

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JR山手線原宿駅を降りると、若者が多いことに気づく。原宿は若者の街である。歩いて1~2分の 右手に明治神宮の鳥居を見て、五輪橋(写真143.1)を渡り、東京都が管理する代々木公園の原宿門に 入る。

五輪橋
写真143.1 五輪橋(2015年4月19日撮影)。

バラ園
写真143.2 バラ園のアーチ(2015年4月18日撮影)。

代々木公園は明治神宮境内に隣接しており、神宮境内の自然に近い森林に対し、代々木公園は人工的に 管理された森と広場から成る。人出がとても多く、休日は賑わう。バラ園の近くにはアーチがあり風景 を引きたてている(写真143.2)。

林内は見通しがよく、100m以上の遠方まで見える(写真143.3)。桜の植えられた「桜の園」や梅林の 「梅の園」、雑木林もある。

樹林
写真143.3 見通しのよい樹林(2015年4月19日撮影)。

案内マップによれば、閲兵式の松、オリンピック記念見本樹木園、オリンピック記念の宿舎、 昭憲皇太后大喪儀場殿跡、国土緑化運動の碑、1910年にここから日本で初めて飛行機が飛んだこと を記念した日本航空発始の碑などがあり、ここは様々な行事が行われてきた歴史がある。

終戦前には陸軍代々木練兵場であり、戦後になってワシントンハイツ・東京オリンピック選手村を 経て、現在の公園が誕生した。1963年10月20日の開園と書かれている。

代々木公園は森林公園A地区と、道路を隔てた南側のB地区がある。B地区には陸上競技場などが あり、その隣にはNHK放送センターと国立代々木競技場がある。

面積は54ヘクタール、高木1万本、低木1万2千本ほどがある。おもな樹種はケヤキ、桜、 マテバシイ、クスノキ、シイノキ、イチョウ、コナラ、クヌギなどである。

林の中で演奏すれば、それを取り囲む人々が楽しんでいる(写真143.4)。

演奏
写真143.4 演奏を楽しむ人々(2015年4月19日撮影)。

中央広場
写真143.5 中央広場で楽しむ人々(2015年4月19日撮影)。

噴水池の北側は中央広場であり、ここは動いて楽しむみんなの広場の感じである。若者たちが大量の シャボン玉を作り子どもと大人を楽しませていた(写真143.5)。しばらく見物していると、特大の 玉も吹き流していた。子供たちを楽しませるボランテアなのか、それとも自分たちで勝手に楽しむ 人々なのか分からない。

中央広場を取り巻くようにサイクリング専用道路があり、サイクリングセンターでは自転車の貸し 出しをしている。

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