142. 新宿御苑(2)

著者=近藤 純正
新宿御苑には広い芝地、森、自然林に近い母と子の森のほか、池もいくつかある。 (完成:2015年10月12日)

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東京の新宿御苑は環境省が管理している。入場料は200円、月曜日は休園である。休園を知らずに 行き、門が閉まっていたことがある。この公園は、よく手入れされ、交通が便利な新宿の東方にあり 入園者も多い。

御苑内には広い芝地や森、自然林に近い母と子の森、立ち入り禁止の菊栽培所、池もいくつかある。 これらの区域ごとに気温がいかほど違うか、気温計を配置して調べる予定である。

2015年6月28日、気温計の設置場所の下見のために御苑内を2時間ほど歩いた。面積は 58ヘクタール(約18万坪)、東西約1200m、南北約700mである。

丸花壇には、いまが盛りの赤い花がきれいに咲き(写真142.1)、その近くの高台には大温室がある (写真142.2)。

丸花壇
写真142.1 丸花壇(2015年6月28日撮影)。

大温室
写真142.2 大温室(2015年6月28日撮影)。

管理棟の近くに旧洋館御休所があり(写真142.3)、案内板には次のように書かれている。

旧洋館御休所
皇族が温室を利用する際の休憩所として明治29年(1896)に建設されたもので、設計は宮内省 内匠寮(たくみりょう)である。当時アメリカの住宅建築を中心に流行したスティックスタイルを 基本にした外観を持ち、意匠的にすぐれているとされる。明治大正期における皇室関係の庭園休憩施設 として唯一の遺構であり、平成13年(2001)に重要文化財(建築物)に指定された。

旧洋館休憩所
写真142.3 旧洋館御休所(2015年6月28日撮影)。

家族連れ
写真142.4 家族連れで憩う人々(2015年6月28日撮影)。

訪れたのは日曜日、お昼になると木陰で一家団欒の食事をする人々、芝生に寝転んでいる人たち様々 である(写真142.4)。

御苑内には、レストランゆりのき、西休憩所、中央休憩所(写真142.5)、レストハウス、大木戸休憩所、 茶室も兼ねた売店の翔天亭と楽羽亭などが完備されている。

中央休憩所
写真142.5 中央休憩所(2015年6月28日撮影)。

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