機内食



 1980年代後半からソ連国内線の機内食はハンで押したように鶏モモと決まっていて、私なぞはアエロフロートが国内に巨大な養鶏場を持っているんじゃないかと思ったほどだ。写真はアエロフロートが分割された後のウラジオストク航空・新潟〜カムチャッカ線の機内食だが、やはり鶏モモだった(右端)。もっとも中央にカニ脚がドンと出ているのはさすがカムチャッカ線だ。この便、日本からの往路の機内食は紙箱に入った純駅弁型幕の内弁当で、乗り合わせた日本人客の度肝をぬいた。  (2000年8月撮影)



  前のページへ
  次のページへ
  目次へ戻る





車内食



 「乗り物」の章にも書いたが、近頃になって“フィルメンヌィ”とよばれる特急列車の内装やサービスを各鉄道総局が競うようにして改善しつつある。列車によっては、機内食ならぬ「車内食」が提供される場合がある。私が初めてそれを経験したのはモスクワ〜ペテルブルクの「赤い矢」号だったが、そのときは日本でも経験のないサービスを受けてずいぶんびっくりしたものだ。写真はベラルーシ国鉄の急行列車「ベラルーシ」で出されたもの。  (2001年1月撮影)



  前のページへ
  次のページへ
  目次へ戻る





日本食



 ロシアだけではないかもしれないが、ロシアでは、日本食、とりわけ寿司の人気が高いそうで、モスクワだけでも150軒もの寿司バーがあるとか。私は海外へ出かけて日本料理を食べるという趣味はないが、ムルマンスクに行ったときに現地ガイドが連れて行ってくれた時のがこの写真。


 左右にフォークとナイフが置いてあったりするのも雰囲気を壊すけれど、最大の問題はロシア料理風にコースで出てくることだ。まず出てきたのが「吸い物」だったが、澄まし汁が澄んでないばかりか、隠し味にレモンが使ってあってビックリした。いずれにしても、これを下げてもらわないと寿司は出されない。

 左がメインの寿司で、にぎりと巻きもの。海老やサーモンなどの食材には不自由しないようだが、しゃりがパサパサの長粒種米で、寿司とはちょっと遠い食感であった。しかし、値段は日本で食べるのと比べてもそう安くはなかった。

 あがりは寿司の皿が片付けられてから出てくる。これもうっかりするとジャスミン茶などを出されかねないから、気をつける必要がある。 (2005年12月撮影)