調味料



 日本のあるロシア料理店でペリメニを注文したら酢と醤油が添えられてきたことがあり、あとで「ロシア料理に醤油はなかろう」と電子メールで文句を言ったことがある。店側の返事は「ハルビンではペリメニを醤油で食べた」というものであった。ところがいまやハルビンどころでなくロシアでれっきとした醤油が出回っていて、ロシア料理の店ももう文句を言われる筋合いはないというかっこうだ。  (2000年8月撮影)



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シャシリクを焼く



 家庭やレストランでの豪華な食事もいいけど、屋外で楽しむのもいい。気取らないこのタイプの「パーティー」ではシャシリクの人気が高い。上の写真は、バイカル湖上のオリホン島の岸辺でシャシリクを焼くための火をおこしている現地スタッフ。下は、サハリンにある小さな村の食堂で観光客のためにシャシリクを焼いているところ。  (上:1994年8月,下:2006年8月撮影)




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川魚の燻製



 ヴォルガ河畔の街プリョスの河岸通りを歩くと川魚の燻製を売っている店が並んでいる。そこで買ったひと品。  (2018年9月撮影)


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オームリ



 バイカル特産の淡水魚。湖畔に立つ市では、このオームリの燻製を売っていて、それを買って歩きながら食べるのもいい。写真の魚は、お腹の皮がちょっと欠けているが、これは食べ始めてから写真を撮るのを思い立ったため。  (2011年8月撮影)


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オームリ料理



 バイカル湖畔の高台に建つホテル『バイカル』のレストランで提供された「オームリづくし」のコース。言うまでもなく、左から、ザクースカ(サラダ)、ピェルヴァエ、フタロエの順。  (2013年8月撮影)


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ピロシキ


 日本では「ロシア料理」というと、まっさきにピロシキを挙げる人が少なくない。写真は、ハバロフスク郊外の青少年のための施設「オケアン」で、昼食時に提供されたもの。見るとわかるように、揚げパンとは限らない。と言うより、むしろ、揚げてある場合のほうが少ない。中にいろいろな具が入っていて、この時私が食べたのはキャベツ入りだった。  (2012年8月撮影)

 こちらは揚げパンのタイプ。ウラジオストク駅近くのピロシキ屋さんで買った。キャベツ入りとジャガイモ入り、それぞれ35ルーブル(70円ほど)を1個ずつ。  (2017年9月撮影)

 モスクワのある家庭を訪問した時、テーブルに並べられたのを撮った。形や味もバラエティーに富んでいるが、とにかくその量が半端でない。これこそロシア流?   (2015年3月撮影)







キエフスキー・トルト



 「料理」とは呼べないかもしれないが、ロシア語を勉強する時の教科書にも出てくる甘いケーキ。   (2015年3月撮影)



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アゼルバイジャンのケーキ



 2019年暮れにバクーに行った時、宿泊したホテルのすぐ近くにあったケーキ屋さんで勧められた。どのくらい日持ちするか聞いたら2週間と言われて、買って持ち帰ったもの。質素な風采だが、しっかりした甘さがあってコーヒーによく合う。   (2020年1月撮影)



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スーシカ




 これも「料理」という範疇に入るかどうか知らないが、ロシアでよくお茶請けに出される硬いドーナツ形のパンというかクッキーというか....。  (2016年12月撮影・ペテルブルク)


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ブリヌィ


 ロシア風クレープ。単にバターを塗ってとかジャムを添えてなどとおとなしくすることもできるが、財布が許しさえすればイクラを載せるとか、さらにはキャビアのせにするとか、いくらでもバリエーションがある。右の写真は、とても小く焼いたもので、もしかするとブリヌィとは別の名前があるのかもしれないが、私は知らない。  (左:2005年4月,中:2006年8月,右:2017年1月撮影)


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ザクースカ



 「ザクースカ」はふつう「前菜」と訳され、レストランで食べる時には、文字通りの前菜だが、個人のお宅に呼ばれたり、どこかの会館での歓迎会の場合には、これより後の料理は用意されてないことも珍しくない。だって、写真を見たらおわかりのように、もうこのザクースカだけで、十分お腹いっぱいになるから。  (2012年8月撮影・ハバロフスク)


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サラダ




 前菜として、サラダが出されることはとても多い。  (2016年12月撮影・ペテルブルク)


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スープ


 ザクースカの後、スープが出されることになっているが、スープが出るのは正餐(昼食)だけで、夕食には普通スープは出ない。私自身は、ロシアで出されたスープを「美味しくない」と思ったことがこれまで殆どなく、スープはどれも好きだ。   (上左:2017年1月撮影・モスクワ,同右:2019年3月撮影・カザン,下左:2019年3月撮影・ボルガル,同右:2019年9月撮影・オデッサ)

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ボルシチ


 ロシアのスープの中で日本で最もよく名前を知られているのはこのボルシチだろう。ビーツの鮮烈な赤色が特徴。写真のようにスメタナを落としていただくのだが、日本の家庭で作る場合、スメタナが手に入らないことがあるので、マヨネーズで代用しても良いとか。我が家でボルシチを作ったことはないから、マヨネーズでどんな味になるのかは責任持てないけれど。
(左:2019年8月撮影・ドリンスク,右:2019年9月撮影・オデッサ)

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アクローシカ




 夏用の冷製スープ。クワスに野菜と肉などを刻みこんで作ったもので、もちろん多様なバリエーションがあるが、どんなのが出されても私は大好き。   (2019年9月撮影・キエフ)


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キエフ風カツレツ




 日本でもよく知られている鶏肉のフライ。中にバターが入っていて、ナイフで切ると融けたバターが飛び出してくることがある。  (2017年1月撮影・モスクワ)


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モルダヴィア料理


 キシニョフ郊外オルヘイ・ヴェチ近くのツーリストセンターでの昼食に出された郷土料理。調理した当人が、どういう料理なのかを客に説明してくれる。   (2019年9月撮影・キシニョフ郊外ブトシュニ村)

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つけ合わせ




 ロシアでは、メインディッシュの肉や魚だけでなく、そのつけ合わせも重視される。学生食堂やちょっと今風のビュッフェでメインの料理をカウンター越しに自由に選んでいくスタイルの時、必ずつけ合わせは何にするか聞かれる。ジャガイモや蕎麦の実なども多いが、写真のように米飯を選べることも少なくない。ちなみに、この写真のメインはチキンカツ。   (2019年9月撮影・オデッサ)

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ペリメニ


 シベリア風水餃子。おそらくこれは元々スラヴ人の食べ物ではなくて、シベリアの先住民達が食べていたものをロシア料理にしてしまったのではないかと思う。  (左:2017年1月撮影・モスクワ,右:2019年8月撮影・ドリンスク)

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サーロ




 ウォトカのつまみとして有名な豚の脂身の塩漬け。でも、この時は、つまみでなく前菜として出てきたけれど、主菜ぐらいの量があった。私はウォトカは飲めないが、サーロは大好き。   (2019年9月撮影・ウクライナ共和国コーヴェリ)


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デザート


 ロシア人は概して甘い物好きで、食事の最後を締めくくるデザートは欠かせないものらしく、「第三の皿」とも呼ばれる。ちなみに、「第一」はスープ、「第二」が肉・魚料理だ。  (上左:2016年12月撮影・ペテルブルク,同右:2017年1月撮影・モスクワ,下左:2019年3月撮影・カザン,同右:2019年9月撮影・オデッサ)

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ハルヴァ



 米原万里さんの「旅行者の朝食」に書かれたことで、テレビでも取り上げられ、一躍有名になった「ハルヴァ」。米原さんが感嘆したものと同じかどうかはわからないが、とにかく同名の商品をラトビア・リガの中央市場で見つけて買った。右のがバニラ味、左のはナッツとレーズンのハルヴァ。紅茶によく合う感じの味だった。  (2014年3月撮影)


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