==== 1999年8月のお話し ====
ということで、「梅雨明け直前SL温泉ひとり旅」の続きです。
ですので、8月のお話ではなくて7月のお話なのですが、まあ、許してもらいましょう。
会津若松には以前にも来たことがあるのですが、情緒があっていいですね。まあ、話は省きましょう。
その夜に泊まった、会津若松お膝元の温泉地、東山温泉。ここも、話は省きましょう。
次の日(日曜日)、市内に戻って、会津酒造歴史館に行ったりしたのですが、これも省略しましょう。
それにしても、会津若松にも、昔ながらの造り酒屋が多いですね、日本酒地酒ファンの小生としては、羨ましい限りです。かの、小原庄助さんの出身地だけあります。小生も、朝寝朝酒朝湯三昧をして過ごしたいものです(まだ身上をつぶしたくはありませんが)。
折角だからと、地酒を3本、宮泉と名倉山と栄川の純米酒をゲットして、若松を後にしました。車の旅ではないので、思いのなんのって。これだけは、報告。
帰りのルートは、会津鉄道→野岩鉄道→東武鉄道で、東京に戻ることにしました。
でも、折角だから途中下車して温泉にと、ガイドブックで目星をつけて、湯野上温泉で途中下車することにしました。どうやら、渓流沿いに無料の露天風呂があるみたいなのです。
駅で不要な荷物(含む酒3本)を預けて、カメラとタオルと傘(小降りながらも雨になったのです)を持って、ぶらぶらと歩き始めました。
勘を働かして歩いていって、約15分程でしょうか。怪しげな道標を頼りに、河原へ下る道を降りていって、・・・・ありました、ありました、野天露天温泉風呂!!
でも、これって、コンクリートを固めて、源泉を引いただけみたい。屋根もなければ、塀もない。脱衣所は入り口のところで、岩の上に置けそうなスペースがあるくらい。
本当に、ここで、入浴してもいいのかな。誰もいないし。まあ、場所が場所だから、覗かれる心配もなし、覗かれてもどうってことないし。いいや、入っちゃえ、入っちゃえ。入った者勝ちだ。などと、自己完結して、脱衣して、湯船に使ったのでした。
お世辞にもきれいではなくて、源泉中にも何やら浮いてはいましたが、無料だし、気持ちがいいし、景色がいいし、情緒があるし、納得です。
そのうちに、自動車で乗り付けたみたいですが、地元にほど近い初老の男性ふたり連れがやってきまして、湯船を共にしました。話をしてみると、とっても気さくな人たちで、ここにはよく来るそうです。紅葉の時分に来ると、そりゃもう絶景だと言っておりました。
間もなく先にあがって失礼した小生ですが、来た道を戻る途中、橋の上から振り返って野天風呂を眺めたら、おじさんふたりはまだまだ温泉に浸かっている様子でした。
以下、そのときのスナップ写真をば。
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湯野上温泉駅看板 |
駅舎は藁葺き屋根 |
発見!河原の野天温泉 |
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湯船はコンクリート |
岩の上に脱衣を |
その場で靴も脱いで |
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遮るものは何もなし |
入浴の記念写真をば |
橋の上から右下を振り返る |
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