NHKの朝の連続テレビ小説は、現在で55作目(NHK大阪放送局にとっては20作目の制作)になるそうですが、今放映している、「ふたりっ子」にはまってしまっている今日この頃です。小さい時分より、毎回、通学通勤前に、見るとはなしに見ている朝の連続テレビ小説ですが、自身の中では久しぶりのヒット作品です(最近では「ひらり」以来かな)。フレックス出勤なので、朝の15分間をブラウン管の前でゆっくりとコーヒーを飲みながら過ごすのですが、1日のやる気も出てくるというものです。さらに土曜日の午前には、BS放送にてその週の再放送を90分かけて行うので、2度美味しいという仕組みです。これだけでも、NHKの視聴料金を払っている価値があるというものですな。
さて、この「ふたりっ子」ですが、主演者のふたりの年齢設定が小生とほぼ同じで、昭和から平成を駆け抜ける青春像がいきいきと描かれていまして、感情移入もばっちりです。舞台が大阪の下町というのも、よいですねえ。脚本の大石静さんもNHKのドラマは初めてらしいですが、今までの民放のドラマよりも人情が厚くて小生は好きですよ。
詳細は、NHKの「ふたりっ子」(このリンク先も4月になったら無くなってしまうのかあ?!)のホームページを見ていただくとしましょう。ここで注意なのですが、その月に放映されるあらすじは、見ない方がよいです。小生は、ついつい12月上旬にこのページを見てしまいまして、ヒロインふたりの恋の行く末を語る写真を目にしてしまい、その後の展開のはらはらさに少々欠けるものがありました。
さて、ここで、まるっきりのお節介なのですが、(個人的に思い入れのある)主要な20人の出演者達の小生の一口コラムを載せておきましょう。
キャスティング/出演者 | 一口コラム | |
野田 香子 | 岩崎 ひろみ | ある意味でNHKドラマのヒロインらしからぬ無骨さでいい味をだしています。いい女優になると思いますよ。 |
三倉 佳奈 | やんちゃな演技を楽しませてくれました。「銀じ〜い」という叫び声が忘れられません。 | |
野田 麗子 | 菊池 麻衣子 | 実際の演技にはまり役ですよね、お嬢様気質なところなんか。眉をしかめる顔が特徴的です。 |
三倉 茉奈 | 本当の双子でも役によって、清楚なお姉さんはそのようになってしまうものですね。 | |
野田 光一 | 段田 安則 | 劇団出身だそうで、道理で奥が深い。以前にCMにも出てましたよね、確か。・・・今は、光野田一か。 |
野田 千有希 | 手塚 理美 | ある意味で洒落になれない演技をば。10代の頃もよかったけれど、お母さん役もお似合いです。 |
黒岩 政夫 | 伊原 剛志 | もっと、渋い演技をやっていた記憶があるのですが。このようにのーてんきな役もはまっています。 |
森山 史郎 | 内野 聖陽 | 映画「(ハル)」主人公だったのですよね。この中では、まるっきり将棋師森山4段ですね。 |
有沢 英之 | 高島 忠夫 | 大阪弁も似合います。野田豆腐店に居候していたときのくだりは面白かった。 |
有沢 理佐子 | 香川 京子 | やはり、有名女優といった風な、板に付いた落ちついた演技ですね。 |
佐伯 銀蔵 | 中村 嘉葎雄 | 「わしゃ、くすぶりじゃけん」その渋さが名脇役といった感じを醸し出しています。 |
米原 公紀 | 桂 枝雀 | いやー、この方は、本当に面白いですね。映画「ドグラ・マグラ」でも好演でしたね。 |
米原 桂子 | 三林 京子 | 永世名人のおかみさんの役どころって、こんな感じというのをよく現しています。 |
オーロラ 輝子 | 河合 美智子 | 何故かさびの部分を覚えてしまった「夫婦みち」。と思ったら本当にCDが発売されてしまって、瓢箪から駒。 |
海東 壮平 | 山本 太郎 | 海東財閥の御曹司。恋をふってふられて、この人の存在ってなんだったのでしょうか。 |
谷 武蔵 | 河島 英五 | 大阪を唄う男が、占い師になって登場。ドラマの中でももっと活躍して欲しいものです。 |
黒岩 良夫 | 宮川 大助 | 何しろ、顔がでかいのです。出演する度にいつも気になります。政の結婚式のときは真顔でした。 |
黒岩 伸代 | 宮川 花子 | 最近は、夫婦揃っての漫才をあまり目にしませんが、劇中でもやってもらいたいものです。 |
猿渡 夏彦 | 國村 隼 | 首をかくかくする姿が好きです。この人も名脇役だと思います。映画「月はどっちに出ている」でも名演技。 |
梅屋 音吉 | 夢路 いとし | 大阪の人ならば、よく知っているのでは(小生は知りませんが)。新世界将棋センターの受け付け役ですね。 |
※敬称略 |
"On dit des jumeaux qu'ils sont l'incarnation des anges"
−オープニング画面の噴水の絵の下にある句−(フランス語)「ふたごは天使の生まれ変わりといわれている」(銀じいがお香に言った台詞に基づく:朝日新聞記事より)
12月いっぱいで、放映も折り返し点を過ぎて、今後の展開もまた楽しみなところです。
そのうちに、脚本集でも出版してもらいたいものですね。
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