==== 1996年5月のお話し ====


 昨今の細君は、ハーブに凝っています。
 元々香りのものが好きだったみたいで、エッセンシャルオイルを買ってきてはアロマテラピーなぞというものをやっていたのですが、とうとう住まいのベランダでハーブを育てることを始めてしまいました。
 最初に細君がラベンダーの苗を購入してきて、育てると言ってきたときには、「・・・ラベンダー。ラベンダーの香り・・・なんとタイムリープの薬でも作るのかあ?!」などど思ったものですが。
 東京都の「緑の相談所」なるところが主催するハーブ教室に行ってみたりして、熱心ではあります。でも、どうやら、最近若い女性の中でハーブ栽培が流行っているみたいで、実は単なるミーハーなのかもしれません。
 しかしながら、傍から眺めてみても、まあ面白いものでありまして、蕾からぐんぐんと伸びて、花が咲いてきたときには、いとおしさも湧いてくるというものです。一言にラベンダーと言っても、種類がたくさんあるみたいでして、うちに今あるのは、デンタータラベンダーのスパニッシュタイプとイングリッシュラベンダーです。苗を買ったときには、どちらも単なるラベンダーとしか書いていなかったようで、後日に本で調べての類推です。

デンタータ 花の部分 イングリッシュ 花の部分

 見ての通り、葉っぱの形状や色も、蕾から花の形も違いますが、においも違うのですよ。花もそうですが、葉の部分も擦るとラベンダー特有のいい匂いがしまして、これであなたも土曜日の実験室へ行けますって感じです。もう少し経ったら収穫ですね。
 ハーブではないけど、同時期に同じベランダにプチトマトも登場しています。ご覧の通りの鈴なりで、実の数は多いのですが、まだまだ青い。こちらの収穫祭はいつか?
 さて、次に、ハーブの苗を購入してきて、実際に鉢に植え替える模様を見てみましょう。
 土は、園芸取り扱いのお店で買ってきます。赤玉土と腐葉土を用意しました。ハーブは一般的に高温多湿を嫌うみたいです。風通しのよい場所を選びましょう。腐葉土だけではなく、ある程度水はけがよいように赤玉土を加えます。場合によっては川砂も敷くみたいです。
 今回の例では、大きなひとつ鉢に3種類のハーブ、即ち、レモンバーム・ローズマリー・タイムを寄せ植えしました。

 1)苗の周りの土を適当な割合で落として、根を馴染ませます。
 2)土をある程度張った鉢に苗を置いて、
 3)上から土を被せます。
 4)各々3つの苗について行って、体裁を整えて、出来上がりです。
 ・・・さて、うまく育つでしょうか?

 ところで、ラベンダーって、シソ科でだったって知ってましたか?



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