==== 1996年4月のお話し ====


 白鷺がいた!?
 と、夜に会社から帰ると、細君が真顔で報告するではありませんか。
 え〜うっそお〜、こんな住宅地に、と答えたのですが、写真を撮ったというではありませんか。
 で、後日に写真を見せてもらいました。コンパクトカメラですが、確かに白鷺さん(かどうかは本当は不明ですが)が写っているではありませんか。
 ズームアップで確認してみましょう。
 細君曰く、ベランダから発見したのですが、肉眼ではもっとよく見えて、前方の住宅の屋根からばさーと飛び立って、近くを迂回していったそうです。いやー、いるものですね。まあ、ここは多摩川にも近いので、川魚でもつつきに来たのでしょうか。でも、それだけ自然が戻ってきたということでしょうか。
 昔は、今の烏みたいに民家や田畑の周辺にあたりまえにいて、ドジョウなぞを食らっていたというのですからね。鷺に限らず、都鳥もゆりかもめと名前を変えて生息しているし、普段気づかないだけで、結構、今でも、宅地化にめげずに鳥さんたちは、都会にも生き延びているのでしょうね。


 次は、筍/竹の子/タケノコの話題。
 去る、4月の土曜日、世田谷区主催の旬の筍堀りに抽選で当たりまして、細君と共に行って来ました。
 小生は初めての体験でありましたが、掘るのと取り出すのにこつがいるもので、これがなかなか難しい。それも、近くを這う地下茎を傷つけないようにしないといけないし。
 しかしながら、園主の方のご指導により、巨大なものから親指大のものまで、ご覧の通りの収穫。
 ところで、この種の野菜は、何処までが皮で何処から実なのかが不明ですね。訝しげに皮をむきながら、猿になりました。
 ・・・その夜の食卓は、筍づくしであったのは、言うまでもありません。



秋谷裕之ホームページ / ri7h-aky@asahi-net.or.jp