==== 2000年10月のお話し ====



 最近、全くの運動不足です。
 あれだけ夢中になったスキーもここ2年間は行っていないし、以前にはよくやっていたテニスもラケットがすっかりとタンスの肥やしになっています。今年の春、ゴールデンウィークあたりに、親戚のおじさんに誘われて、久しぶりの卓球を何回か楽しみましたが、それっきりです。
 まあ、赤子が生まれたのですから、致し方ないことではあります。
 それでも、休日に時間を見つけては、時折、近所の荒川スポーツセンターまで行って、泳いでいたりしました。けれども、怠りがちです。人間、何か目標を持たないと。
 そんなとき、初秋のある日、職場の後輩が会社の知り合いに誘われたんですよ、と言いながら、ジョギング大会の申込書を見せてくれました。一緒に出ませんか、と誘われて、暫し悩んで申し込んだのが、世田谷区ジョギング愛好会が主催の「第17回ジョギング全国大会」です。5キロと10キロの種目がありましたが、迷わず前者にしたのは言うまでもありません。ちなみに、小生は、5年間、世田谷区に住んでいたのですが、こんなジョギング大会が毎年開かれているとは知りませんでした(恥)。
 いきなり走れるものではないですし、走るからには恥ずかしい思いをしたくありませんから、大会までの一ヶ月、練習?をしました。近所の荒川自然公園にはジョギングコースがありまして、そこを毎週の休日に走ったのですねえ。一周が1160mで、途中ショートカットで、約半周の確保が可能です。で、ここを4周半すると約5kmになるのですね。正確な距離はわかりませんが、まあよしとしましょう。
 はじめは辛いものでした。もう、3周を越える苦しくて、意地で走ると片腹が痛くなるし。なんとか、30分を切るくらいのタイムでした。それでも、回を重ねると、肺機能が慣れに追いついてくるのでしょうか、死ぬほどの苦しさはなくなってきたのです。28分台、27分台とタイムも徐々にですが、縮まったくらいです。走った後の足の筋肉痛も、それほど感じなくなったし。
 まあ、でもこのくらいが限界でしょう。時間的にも距離的にも。
 そのときに、シドニーオリンピックで金メダルを取った高橋尚子さんの分速を計算したことがありますが、フルマラソンにしては異常な速さです。ああいう人はどうなっているんでしょうね。

 10月15日の日曜日、天気は曇り。暑くもなく寒くもなく、絶好のジョギング日和でした。
 集合場所は、世田谷区立二子玉川緑地運動場。旨い具合に、途中で後輩とも落ち合えて、受付をしました。ゼッケン54番。何故かそのときに既に完走証をいただいてしまったのには、ご愛敬です。
 会社関連の方々にも集合場所で落ち合えまして、準備体操の後、暫しして、午前10時より5キロのコースがスタートです。コースは、緑地運動場の外周コースを中心に多摩川沿いの土手を少し走って折り返し。
 いやー、良い意味でも悪い意味でも、周りのペースに引き込まれますね、特に最初。団体でスタートして、団塊で走る経験なんてあまりなかったものですから。
 とにもかくにも、結果のタイムは、25分39秒9で、161人中ジャスト50位でした。まあ、練習の成果が出たと言うべきでしょう。自分を誉めてあげたいです(笑)。
 でも、その後、案の定、会社の人たちと、その場の緑地運動場で宴会になって、ビールをしこたま飲んでしまったんですよね。

 ・・・また、走るかな。

前頁に 家頁に

あきやひろゆきのホームページ / akiya@my.email.ne.jp