==== 2000年7月のお話し ====
リクトロボがこの世に誕生して2ヶ月余り。
今回は、そのリクトロボの勇姿を紹介しよう。
誕生時、身長50cm、体重3000g足らずであったボディは、今や身長60cm強、体重は倍の6000gにまでアップグレードした。何しろ、その吸い込みパワーでどんどん燃料補給をしているし、それに伴うボディパーツ増強も著しいからな。
誕生のときから、横たわりながらも手をグーにして、上方にぶんぶんさせていたその姿からリクトロボの異名が与えられたが、現在は足も同様にばたばたさせたり、巧妙に横寝をしたり(寝返りももうすぐが)と、その活発振りには目をみはるものがある。
姿や形もそうであるが、日を追うごとに不思議と顔立ちも変わってきたぞ。初めはなよなよしいながらもきりりとしていたが、最近はふっくらとしてちょっと生意気な面立ちだ。
リクトロボが繰り出す技は様々ある。
手足をぶんぶんさせて、リクトパンチやリクトキックを決めるのは基本技だが、最も汎用的で強烈なのがリクトクライングだ。それが号泣になったときには、必殺技に相当する。そのときには、大魔人よろしく、鬼瓦権蔵に変身するのであーる。
燃料が足りなくなってきたときや、カーミオムツー交換のメンテナンスが必要になってきたときのリクトクライイングの対処方法は明らかにされているが、単にかまってもらいたいときにも、少し異なったリクトクライングを発するのである。
リクトクライングと似て非なる技で、最近よく見られるリクトシャウトがあるが、これは全く逆現象である。楽しくて興奮して奇声を発するもので、機嫌がいい証拠である。
とにもかくにも、最大変リクトクライングは、夜、リクトベースにドック入りするまえの休眠タイムである。システムシャットダウンをするまでに、安定化状態を必要とするのか、ふにゃふにゃと泣き声発する。そういうときには、リクトロボを抱っこしてあやさないと、決して眠りに入ろうとしない。
眠いのに眠れない場合には最悪だ。短い時では10分間くらいだが、長いと30分や1時間は、リクトロボをその手に抱っこしておかなければならない覚悟が必要だ。それも場合によっては、そのままの姿で歩き回って、適度な振動を与えないといけないのだ。そんなときには、こちらも即興で寝かし歌を歌ってしまうのである。中でも自作の「りくぼんのテーマ」は、我ながらなかなか愉快だぞ。
シャットダウンを確認しないでリクトベースに格納しようとすると、初期化割り込みが入るのか、再びリクトクライングの攻撃に遭うので、要注意だ。
けれども、フォローするわけではないが、一度眠りに入るとその待機時間は比較的長いので、とても楽ちんだ。夜間、燃料補給も忘れて、我らスタッフと同じペースで長いときには、8時間もスリープ状態になるのである。
リクトパンチを自らの口に繰り出すのもお気に入りだ。何故か左手の場合が多いのであるが、指を口に含んでちゅうちゅう音をさせるその姿(ちゅうちゅう星人)は、ものの哀れを感じるぞ。時折、指を4本も入れてしまって、げほげほしている姿も、またゆかしである。
じっとこちらを見つめるリクトビームという技もある。何を見つめているのか。そして目が合ったら、にた〜とする表情。これで君も、リクトロボにいちころ"fall in love"だ。
ちなみに、口の形状は、富士山である。
ところで、現在のリクトロボには、まだ自力での移動手段はない。そこで、他の者の助けを借りて移動を行っている。素のままダッコ移動されることが多いが、リクトロボ専用移動装置として、ハイ&ローチェアやクファーが確認されている(これらはテンポラリ格納ベースも兼用する)。長距離移動装置として、ベービカーAタイプやモーターカー取り付けシートユニットも存在するらしい。
それでは、以下に、リクトロボの画像を紹介していこう。年代順に並んでいるので、その変遷の様子がよく判る筈だ。
その他に、丸秘写真として、リクトロボの燃料別供給形態や、リクトロボがその鎧を脱いでリクチンコロボに変身する画像も入手したが、それは未公開とするものである。
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誕生直後。とても弱々しい。 |
この時分は、まだまだ活動停止時間が長かった。 |
腕をばたばたしはじめたぞ。 |
専用浴槽で洗浄作業中の珍しいショット。 |
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洗浄作業後、気持ちよさげである。 |
人工燃料補給装置にて充填中。 |
アップの一枚。中心にふたつの空気取入口が見える。 |
まずい!リクトクライングだ! |
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マシン・ハイ&ローチェアに収まる姿。 |
同じく、マシン・クファーに収まる姿。 |
何だか楽しげなこぶたちゃんである。 |
主寝床のリクトベースに横たわる。 |
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頭部がスタビライズ化してきたぞ。 |
勝負を挑まれているような。 |
ガンをつけられているような。 |
最近は武器ガラガラを持てるようになった。 |
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リクトパンチ炸裂! |
リクトキック爆裂! |
勝ち誇ったような満足顔。 |
スタッフと一緒に記念撮影。 |
次なるは、ACT2だ!!
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