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日野・ルノー ![]()
現在大型・中型トラックを生産している日野自動車ですが戦後いち早くフランスのルノー公団と技術提携してルノー4CVの生産を開始しました。小型で小回りがよく効いたためタクシーとしても重宝され生産終了までに35,100台余りが生産されました。
| 昭和28年2月 | 日野ヂーゼル工業がフランスのルノー公団と技術提携 |
| 昭和28年4月 | ノックダウン組立車発売 |
| 昭和33年8月 | 完全に国産化 |
| 昭和38年10月 | ルノーの生産終了 |
| 当時の価格は ルノーデラックスが | 880,000円 |
| スタンダードが | 730,000円 となっています |
昭和35年(1960)度のルノーの生産台数は 7,409台となっています
以下に昭和35年(1960) 型日野・ルノーをカタログより紹介させていただきます。
風洞実験によって決定されたスマートなボデー・ラインは空気抵抗が少なく、高速時にも素晴しい安定を保ちます。ボデーは完全に点溶接されたモノコック構造で軽くて 強じん走行振動よるゆるみを生じません。

●前後とも窓が大きく見透しがよいので、安全な運転ができます。
●各計器類は見易く、一ケ所にまとめられ、各種装置が合理的に配置されておりますから、どなたにも容易に運転できます。
●イグニツション・キイはフロント・ボンネット及びエンジン・ルーム・キイと共通になっております。
●ステアリング・ホイールの左下に指先で楽に操作できるホーンと兼用のライトスイッチレバーがあり、右下には自動復元式の方向指示器レバーがあります
●ダッシュボードの下縁に治って クッションゴムが取り付けられ、急停止の際前の席に掛けている方の膝を衝撃から護ります。ステアリング・ホイールも柔軟性を持たせてありますので、突然前に投げだされるような事態が生ヒても衝撃を最小限に緩和します

●回転半襟は、わず−か4.2メートルです。車両の重心が非常に低いので転覆の恐れがありません 日野ルノーは室内スペースと重量の配分を理想的に解決したリヤエンジンの車両です。エンジンとギヤ・ボックスは後車軸にまたがり、直接後車軸を駆動しているので長いプロペラシャフトがありません。エンジンの重量が後車軸にかかるため充分な駆動力があり、出足も良く、登坂力も強力です。シートはもっとも振動数の少ない前車軸と後車軸の間にあり、重心は乗客の数に関係なく常に低く素晴らしい安定を保ちます。ボデーは軽くて強じんなモノコック構造ですから燃料消費が少なく驚異的な走行性能を発揮します。
その他の画像は下記にてご覧ください
主な仕様書 全 長 3,685 mm エンジン形式 O・H・V水冷4シリンダ 全 高 1,440 mm 総排気量 748 cc 全 巾 1,435 mm 圧 縮 比 7,25: 1 車両重量 640 kg 最高出力 21PS/4000 rpm 最高速度 100 km/h 最大トルク 5,0kgm/1800 rpm
●狭い路(巾1.5メートル)でも楽に通れ、8.4メートルの巾さえあれば容易にUターンできます。
●混雑した通りでも、他の車の運転手を羨しがらせながら、やすヤ⊃すと通り抜けられ、大型車の駐車できない狭い場所でも、日野ルノーなら簡単に駐車させることができます

詳しい仕様書
エンジン
デラックス
スタンダード