例会報告

(1999/04/11)


 当日は、時折激しく降る雨に祟られたにも関わらず、投票を終えたメンバーが続々と集い、総勢17人(初参加の新人1人と顔見せ1人含む)で、以下の8タイトルのSGが対戦されました。

(CoA)Napoleon at Leipzig
>地図と配置は第2版、ルールは第3版を使用しての変則対戦であったが、対戦した2人(仏:SebTさん、連合:UeMさん)によると「別に違和感はない」との事。前回(2月7日)5人で対戦した時は南部の連合軍が早期に攻撃を行ない、寝た子(ナポレオン)を起こしたので、今回連合軍は南部ではおとなしくしてナポレオンに惰眠を貪ってもらい、それ以外の地で巧妙な攻撃を行なってフランス軍を散々な目に合せていた。10ターンを終えてシナリオ初日が夕闇に閉ざされる頃、フランス軍は連合軍に対して60点以上の点差で負けていたのであった。

パットン第3軍
Ounさんの十八番「パットン第3軍」に挑む今回の対戦者は、SONY氏。米軍を担当したOunさんは、呵責なき攻め(と確信に満ちた武運)により独軍戦線を突破、メッツを完全に包囲して、敵戦線を大いに後退させる事に成功。これに対し「対パットン第3軍委員会」では、生まれながらの連合軍体質を持つ大林さんに特訓を施し、近日中に決戦を執り行なう予定である。

(SPI)Battle For The Ardennes
ファランクス・メンバーとの集中対戦によりメキメキと腕を上げたKonDさんが独軍を担当して、「バルジ主義者」の異名をとるYoshKさんの米軍に挑戦。その吉川さんを驚嘆させる勢いで戦線突破を果たし、僅か4ターンで投了に追込んでいた。これも「三角バルジ」提唱者GREGさんの薫陶のお影か!?

(EP)D-DAY
今年3人目の新人:InaBさんを招いて、氏が50回以上プレイした経験を持つこのSGで、YSGA第2回D-DAYトーナメント優勝者Miuさんと対戦。稲葉さんは、自身で編んだ作戦研究ノートに従い、適格に侵攻上陸を成功させ、特にカーン市街の一部に英空挺を送り込む手腕には驚かされた。その後の攻撃もガッチリ固めた戦線から出撃して、独軍に損害を負わせるやいなや再び戦線に戻るというヒット・エンド・ラン戦術による消耗戦を挑み、短期決戦主義者のMiuさんを向うにまわす善戦を繰り広げた。

(AH)ASL:W-SSシナリオ「顔が西向きゃ・・・」
大戦末期のウィーンで、殿を務めるSSが、ドナウ河にかかる橋を越えようとする親衛赤軍を迎え撃つというシナリオで、話題の黒に白抜きSSユニットを使用。この3月に防大研究生としての横須賀生活を終え、霞ケ浦に赴任されたASL狂のNisNさんが片道2時間かけて来場されての対戦。しょっぱなの戦車戦でJS2の放った122ミリ弾はティーガー2の車体全面に弾かれ、逆に撃ち返された88ミリ弾はJS2の砲塔を貫いた。レンドリースの長砲身シャーマンも、車長がハッチから顔を出した所を20ミリ対空4連装と重機に撃ち竦められ、地図外へ帰還する始末。結局7ターン中6ターンを経過した段階で、橋を渡って対岸に達した赤軍は1スタックに過ぎず、黒SS達は見事に責任を果たしていた。

(ツクダ)幸村外伝
前回(BAN)大阪夏の陣を対戦したFred.牛さんとDoBSさんが今度はこれで対戦。東軍左翼へ突入した真田勢に対し、早期に現われた伊達の大軍が大阪方の背後に廻り込み、DoBSさんをして「もはや城は落ちた!後はただ家康の首級を挙げるのみ」と言わしめた。

(国際通信社)バルジ大作戦
雨の為、武田信玄祭を土曜で切り上げて急遽参加した國學院大SG研のSoGaさんとSatohさんとの対戦。独軍を担当したSoGaさんのソツのない攻撃で史実に近いバルジを形成。9ターンまでプレイされて、サドンデス一歩手前という事だった。

(GJ49)信長最大の危機
織田方で秘策を試したいというGREGさんに対し、このSGは97年11月以来御無沙汰のIdiotenが反織田同盟を担当しての対戦。織田方の秘策とは、羽柴・明智・滝川の「調略3兄弟」を山陰路へ派遣し、その外交能力を最大限に活かすというもので、中央で信長がどんな窮地に見舞われようと黙々と調略をこなし、遂には瀬戸内海に到達した。
また、裏切りを事前に察知された松永弾正は、7年に渡って補充ボックスで蟄居を余儀なくされ、丹羽長秀は詰腹を切らされるなど、このSG特有の劇的状況が場を盛り上げた。その他、戦国ファンには語り尽くせぬ展開が次々と発生し、絶妙なチットの引きで、お互い危機また危機の状況をなんとか乗りきって、結局18ターンまでプレイされた。
久しぶりのプレイで「これぞ不朽の名作」との感を新たにしたのであった。


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