例会報告

(1999/02/07)


 当日は、宮城県石巻市から元メンバーのYaGitさん、それにファランクスのMiYGさんと國學院大學SG研の会長さんの田上さん、同部員の曽我さんも遊びに来ていただいて、対戦19人、夕方になって顔見せ2人の総勢21人で、下記の9タイトル12戦が行なわれ、盛況の極みでした。

(CoA)ナポレオン・アット・ライプチヒ(第3版)
 (OSG)1806に続いてこれの和訳が完成したので、5人でキャンペーンを対戦。攻撃命令が効果を発揮すると、既に敵ZOCにいたものはそのZOCを無視できるので、これを利用してナポレオン本隊に攻めかかった連合軍の一隊が返り討ちに遭ってほぼ壊滅するという派手な展開となっていた。結局セットアップが大変だったので10ターンまでしかプレイできなかったが、参加した面面の評価は、とても良好だった。

(MiH)TRIUMPHANT RETURN:キエフ1943
 リング・オブ・ファイアシステムで、43年11月〜12月のキエフ解放からジトミール攻防戦までを描く、手頃な大きさのSGで、全14ターン中10ターンまでプレイされた。ドニエプル橋頭堡からの弾幕支援(3コラムシフト+陣地無視)マーカを全て使用した赤軍の攻勢に、独軍キエフを放棄して退却、以後赤軍は損害に関わらず接敵即攻撃で、独軍に出血を強要し、戦線維持の要である独歩兵連隊を確実に減らしていく作戦をとる。独軍も強力無比の装甲師団を予備移動させて赤軍に低比率攻撃を強いるが、赤軍の総花的攻撃に対して派遣できる機動予備には限度があり、局地的には騎士十字章的(小林源文的)勝利を納めるものの、全体的には破局を迎えるという東部戦線後期らしさが非常によく再現できていた。一度などジトミールに突入した赤軍2個戦車軍団(6ユニットスタック)が、第1SSを主力とした装甲4個師団による包囲攻撃を受けて一撃で壊滅し、赤軍プレイヤも敗北を覚悟したが、独軍が戦線構築に気を回し過ぎて予備の設定をしなかったターンに、左翼から戦線を大突破し、同時に勝利条件都市に大攻勢をかけて複数箇所の解放に成功したために、独軍が敗北を宣言。

(GAMERS)SCS:アフリカ:「ロンメル登場」×2
 ここ最近とても評判のいい(GAMERS)アフリカだが、書泉ブックマートで付いていた和訳にたくさん誤訳が発見されて大変だった(和訳では敵ZOCから出る時に+2MPかかると書いてあるが、英文はZOCに入る時となっている等)。
プレイ自体は、独軍のFred.牛さんが初めてだったので、最初の数ヵ月を2度やっていたが、独軍は力攻めでベンガシ、トブルクを落とそうと目論んでおり英軍の補給ポイントを過小評価していたようだ。今回英軍を担当したAoKさんはより「88」や「港湾効果」の精密な(TERRAN)The Legend Beginsに興味を持たれ、和訳を手に入れて翌日さっそく書泉ブックマートで購入していた。

(コロンビア)積木の東部戦線
 赤軍が守りきれないんじゃないかとの事で、赤軍YoshKさんと独軍KonDさんとで対戦。KonDさんは(コロンビア)積木シリーズは、Bobby Lee(南北戦争)しかやった事がなかったので、このゲームの「ブリッツ」ルールを余り使いこなしていなかったので、赤軍がだいぶ生き残っていたものの「ブリッツ」が威力を発揮すると、赤軍は駒が不足して破滅を迎えるとの話だった。

(GAMERS)CWB9:エイプリル・ハーベスト(シャイロー)
 南北戦争旅団級シリーズ初体験のファランクスのMiYGさんとOunさんとの対戦で、この命令システムをこよなく愛するMiuさんがルール観戦武官として傍らに座る。シリーズの中でも、森林戦であり、なおかつ奇襲で北軍に厳しい移動・戦闘制限が課せられているので「北軍やる事がなぁい!」と嘆いていた。

(ツクダ)「武田盛衰記」「長篠の戦い」
 武田勝頼ファンの國學院生:曽我さんと、例会の為に群馬から参加するSugMさんとの連続対戦。三方ケ原では史実通り「甲斐なし!織田の方々」とばかりに織田の援軍が壊滅、徳川も多くの武将が討ち死にして敗北。
 長篠の戦いでは、織田の鉄砲隊を避けて、徳川勢に突っ込んだ武田騎馬軍団だが、それでも川と馬防柵に阻まれて大損害。結局最終1ターン前までで武田の敗北が確定した。

(GJ49)信長最大の危機×3
 國學院大SG研会長田上さんとGREGさんとの対戦。YSGAでは久しぶりに対戦される同ゲームだが、いつもながら非常に盛り上がって、結局例会終了まで3度も繰り返し対戦された。通り掛かりに見ている者も「これ見てるとやりたくなるんだよなぁ」と感慨深げであった。

(国通)戦艦の戦い「大和特攻」
 参加が遅れてCWBシャイローの観戦武官に甘んじていたMiuさんと、同じくキエフの独軍参謀を務めていたAoNさんとの対戦。しかし海軍マニアのAoNさんには物足りなく、海軍に興味の無いMiuさんにはピンとこなくて1〜2ターンで片付けられていてた。

(AH)独ソ戦
 戦艦の戦いじゃ駄目だということで、「5時からヨーロッパ要塞男」(夕方から(AH)ヨーロッパ要塞を対戦しようと言い出すので、昔恐れられた)のAoNさんが「ここんとこ例会参加できなかったんで、3度もソロプレイしちゃいました」というロシアン・キャンペーンを、その場でMiuさんに口頭説明して閉会までの2時間半ほどで42年の春までプレイされて好評を博していた。

 閉会までの1時間ほど、(AH)独ソ戦と(GJ49)信長以外のSG対戦が終了していたので、國學院大生の曽我さんに「YSGAお勧め東部戦線SG」を紹介。
彼が、42年以降から44年までの東部戦線物でお勧めは何かと尋ねたので、丁度会場に持参していた(RHINO)Campaign to Stalingradを広げて、皆でやいのやいのダベる。結局、上記キャン・スタの他、(GDW)ホワイト・デス、(ツクダ)ハリコフ(パンツァーカイルの)、(TSR)ドライブ・オン・スターリングラード、(国通)第48装甲軍団(これは曽我さんも持参していた)、リング・オブ・ファイアのシリーズ、(TAC付)コルスン、(HJ)BITTER ENDといったところか。
 また彼はSS第8騎兵師団「フロリアン・ガイエル」のファンだということで、(XTR)プラウドモンスターの続編「死と破壊」の43年キャンペーン追加シナリオもいいかもと、話が出ていた。


トップへ戻る 例会報告へ戻る 前の例会報告へ 次の例会報告へ