夕張鉄道新二岐駅と日出小学校



夕張鉄道新二岐駅



夕張鉄道新二岐駅は大正15年開通当時の建物です。昭和50年に夕張鉄道は廃止となり駅としての歴史は終えましたがその後角田炭鉱跡地にて露天掘りをしていた栗山炭鉱の事務所として使われ、さらに社会福祉法人栗山ゆりの会の知的障害者授産施設のハローENJOY(旧栗山ハロー学園)日出分場として利用されてきましたが現在はほとんど利用はされていない雰囲気でした。栗山ハロー学園は坂本九氏が生前ずっと関わってきた団体で、その縁もあり栗山町には坂本九思い出記念館があり、ボランティアの手により運営されています。


建物は左右対称のユーモラスな造りで道路側の丸い窓が独特。



かつてのホーム側は一部夕張寄りが増築されています。



写真左は夕張方面、写真右は江別方面。角田炭鉱専用鉄道の分岐駅でもあったためか構内は広く今も広大な空き地が広がります。



角田炭鉱への分岐付近にある日出小学校。昭和56年に廃校になり校舎とグランドは現在パークゴルフ場になっています。木造の体育館のみが倉庫として利用されています。



栗山炭鉱の看板は今も残りますが、角田炭鉱跡地へは現在立入禁止。



北海道旅情報巻頭  3-1.炭鉱町を旅する  
夕張鉄道新二岐駅と日出小学校