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空中を歩く
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太田権現は「とらべるまんの北海道」では白い海岸の中で紹介されていて、この記事を読んでからずっと憧れの地でした。しかしながら最も行く機会が少ないこの地域を訪れたのはその15年後でした。
太田権現は道南五大霊場のひとつです。ちなみに五大霊場とは太田権現、笹山稲荷、門昌庵、奥尻と恵山の賽の河原です。15世紀中頃には創建され、武田信弘が若狭から上陸した際に名付けられました。また円空が洞窟に篭り、多くの彫像を製作した地でもあります。
最近ではそのスリル性が話題となり、静かなブームで訪れる人は増えていますが、危険な箇所も一部にあり、洞窟までは約1時間程度要します。
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最初に鳥居をくぐるといきなり急登の石段が出現します。安全のためロープも張ってありました。(写真の白いものはリュックのベルト。)
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ざらざらした登山道を登ること約20分で中腹にある社殿に到達します。
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さらに20分程で崩れた崖に洞窟が見えてきます。崖には空中を歩くかのようなネットで覆われた架設の橋が架けられています。橋を渡ると洞窟から鉄の輪でできた鎖とロープが垂れていてこれをさらに登っていくことになります。
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洞窟の中には小さな本殿がありました。洞窟からの眺望は秀逸です。
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