大江鉱山・仁木山中に眠る小鉱山





大江鉱山全景






仁木町の然別駅から6.0km程奥に入ったところに大江鉱山はありました。明治19年然別鉱山として開鉱、大正時代に久原鉱業に買収され大江鉱山となりました。戦後一時休山になったこともありましたが再開され、最終的には北進鉱業の手により採掘が行われました。昭和59年資源の枯渇のより閉山となっています。産出した鉱物はマンガンを中心に銅、鉛、亜鉛など。



大江鉱山へ向かう道。若干狭めの舗装道路がずっと続いています。大江鉱山の鉱山住宅は鉱山に隣接せずかなり然別駅側にありました。鉱山住宅地区の現況は未確認。北海道中央バス大江鉱山線は平成3年に廃止。



第1から第5まで鉱山橋がありポン然別川を渡りながら遡っていきます。そして行き着く所が道道755号然別余市線の基点で大江鉱山があった場所です。



平成15年の状況はあるサイトで確認ができ古い事務所棟、水処理施設が残っているかと思い期待して訪問したのですが真新しい水処理施設と事務所が私を出迎えてくれました。



そしてかつての事務所棟と水処理施設があった場所は更地になっていたのです。写真右の石垣状の場所にはかつて選鉱場がありました。



ゲートの脇の倉庫と思われる施設。



小川には配管が並んでいます。鉱山からの廃水を流していたものと推測されます。



新しい設備で下流にあった新しい施設に連動しているもの。



北海道旅情報巻頭  3-1.炭鉱町を旅する
大江鉱山・仁木山中に眠る小鉱山