現役時代の三菱石炭鉱業鉄道




最後の北海道地方鉄道


三菱石炭鉱業鉄道は第3セクターのちほく高原鉄道を除くと、 北海道最後の地方鉄道として活躍していました。

旅客営業はディーゼル機関車と客車という古めかしい姿で行われていました。その客車は明治、大正時代から使用されてきたもので背もたれが板張りのものでした。掲載の写真は昭和62年3月のものでディーゼル機関車、オハ1、スハニ1、石炭積載貨車の編成。スハニ1は3軸ボギー車として希少価値がある車両でした。



清水沢駅を出発する直前の列車。跨線橋がいい味を出している。



南大夕張駅駅舎。ホームから上った高台の上にあった。建物は現存。





南大夕張駅の風景。駅周辺も含めてかなりの賑わいを感じることができます。到着した列車は上り清水沢行きとして入れ替え作業が行われます。



3軸ボギー車スハニ6。



ナハフ1。この時には予備車両的扱いでほとんど使われることはありませんでした。さよなら列車はこの車両を含めた客車3両編成でした。



北海道旅情報巻頭  3-1.炭鉱を旅する
現役時代の三菱石炭鉱業鉄道