日の出岬の展望台と温泉



日の出岬はオホーツク海に少しだけ飛び出た小さな岬。岬の影は天然の良港になり沢木の漁村が生まれました。しかしその岬自体は本当につい最近まで何もない岬だったのです。岬からは名前の通り朝日を望むポイントにもなりますが夕日の沈む光景も見ることもできます。昔はそんな風景を眺めようという人や冬に厳しい寒さに耐えながら流氷を見たいという人が訪れるに過ぎない場所でした。


そんな場所にまずできたのはガラス張りの展望台。その奇抜な格好はいかんともしがたいところもあるのですが快適に風景を見ることができる空間が誕生しました。また夜間にはこの建物自体がライトアップされます。またライトアップされない時間帯でも朝夕の光線が変化を見せる時間帯にはガラスが微妙な色合いの変化を見せます。


建物の壁には城之内早苗のCD北の岬の宣伝のビラがありました。



そしてこの展望台ができたさらに後にできたのがホテル日の出岬、流氷を眺めながら温泉に入ることができるスポットとして絶大な人気を誇ります。少し前まで寂しい岬であった日の出岬が人の集う場所になったのです。

温泉は海岸線沿いにある新設温泉では一般的なナトリウム塩化物強塩泉。微妙に湯温が変えてあるのでゆっくり浸かることもできます。また露天、室内を問わず海を望むことができるのがたいへんいいのです。またおまけで薬湯の浴槽がひとつあります。



(地域別情報4-16-3.興部・日の出岬に地図と周辺案内があります。)


北海道旅情報巻頭  3-9.ぐるり海岸線紀行

日の出岬の展望台と温泉