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映画評論
私が見た映画についての感想を書き綴るコーナー。
第二回
ターミネーター3(TERMINATOR3)〜史上最悪の映画〜 映画を見ていないけどあたかも見たかのように話を合わせたい人、 一応知っているよ、と周りに知らしめたい人のために他の人と会話をするとき に重要となるキーワードとキーポイントをお知らせします。 ポイント1.敵は女ターミネーター この映画に限って言えば特筆すべき点が1つもないという稀な映画であるが 仕方がないのでターミネーターの敵は女だったということについて述べるしかない。 自在に変身できるところから「外見は自由に変えられるんだから後は中身がいいと最高だよね」 としか言いようがありません。 ポイント2.T、Uとのつながりが不透明 本作はシリーズ三作目ということで前作たちの続編である。その部分についての 説明が全くないので、初めて見た人は理解しづらい。なぜ少年が世界を救う救世主 なのかは前作等で語られているはずである。「てかTとU忘れたから話の展開が 良く分からなかったよ」とコメントしましょう。 ポイント3.敵の設定が意味不明 今回の敵はコンピューターシステムで妨害役が女ターミネーターという設定。 ただこのコンピューターシステムの役割がいまいち理解できないため、 主人公たちが何をどうしたいのか全然つかめない。 そもそもコンピューターのシステムに問題があるという不確実なものを採用している という設定事態がおかしい。核を管理するシステムの欠点があったら即刻修正すべき である。おそらく原作者の科学に対する認識レベルが低かったのだろう。 「てかこれいつの時代の設定だよ。近未来を設定しているようだけど現代のレベル以下 の技術だな」皮肉を込めた、上から見下すような表現がグーッ!です。 ポイント4.エンディングはつじつまあわせ この映画のもっとも注目すべき点はエンディングだろう。結局人類は学生と女獣医補佐を残して 全滅してしまい何もかもなくなるが、生き残った二人がこれから何とかしていくだろう、とにおわせ て終わる。しかし良く考えてほしい。地上は核に汚染され、残ったシェルターには 食料があるといえども人間が繁栄していくには足りるはずもない。 まだ違う惑星に逃げついた、とか地下に地底都市があった、とかいう設定なら少しは理解できただろう。 「結局エンディングはバッドエンディングという結論でよろしいんですよね?」と 逆に質問してみるのもいいだろう。 まとめ これらのポイントを踏まえてこの映画を短く表すと、 「女ターミネーターに襲われて前作との関連が全く分からず何を攻撃すればよいか目的もないまま技術レベルの低い コンピューターシステムが暴走してエンディングでつじつまを無理に合わせた映画」 という結論になります。
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