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Sバーンの駅もあるエンゲ駅はこのような宮殿のようなデザイン。よく見れば、昔の列車の操車場の跡のような気がするのだが、違うだろうか?。内部はこの微妙な湾曲をそのまま使った構造を持っているが、ミグロという大きなスーパーにマクドナルド(もういい加減にしてくれと言いたくなるほどあちこちにある・・・)などがある。ここの駅で時刻表を手に入れた。チューリッヒ駅で探して回ったのにとうとう手に入れられなかった。
エンゲはここからすぐの所にエンゲ教会がある。週末にはバロックの室内楽の演奏会が無料で開かれるなど、チューリッヒ市民に親しまれている教会だ。 |
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これがエンゲ教会。高台にあるので、訪れるのは結構疲れる。しかし、ここのオルガニストであるメルダウ氏はMotteteレーベルのCDで私もよく知っている。ダニエル・シュヴァイツァー氏の指揮するチューリッヒ交響楽団と共演して作っているCDも数多く、この教会での演奏もその中には含まれている。今回、メルダウ氏のオルガン、シュヴァイツァー指揮チューリッヒ交響楽団の演奏でイタリアの作曲家ボッシの作品集をマエストロからいただいた。その演奏はここではなくトーンハレで行われたものであったが、こうした演奏がいつも実演で聞ける、チューリッヒの人々が羨ましくてならない。 |
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スイスの音楽学校の名門、チューリッヒ音楽院は、最近ヴィンタートゥーアと合併した。いくつかの校舎があるようだが、中央図書館から山側の広い道を湖の方に少し行くとこの音楽学校がある。
ヴィンタートゥーアはチューリッヒから30分ほどの町だが、こちらは優秀な弦楽奏者が多いことで有名だった。チューリッヒ音楽院は指揮者のヘーガー、アンドレーエやシュミットなどが教授を務めた学校で、スイス一アカデミックな学校だと言っても言いかもしれない。 |
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右の写真は音楽院の入り口であるが、ヴィンタートゥーア・チューリッヒ音楽高等学院(と訳せばいいのだろうか?)と入り口にある。
ここから多くのスイスの音楽家たちが巣立っていったのだ。日本で言ったら、東京芸大といったところか。 |
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チューリッヒ郊外のゲマインデハウスで行われていたチューリッヒ交響楽団のリハーサル。マエストロはダニエル・シュヴァイツァー氏。彼はチェリビダッケの弟子で、このオーケストラの生みの親でもある。ビオラ、フルート、コンバスに日本人の奏者がいた。コンマスはロバート・ツィマンスキー氏。彼はガラミアンに学んだヴィルトゥーゾである。上手い!! |
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上の写真はトーンハレである。このホールのこけら落としの公演で指揮したのはブラームスである。右から二枚目のホールの全体をとらえた写真の天上の絵にはブラームスなどの楽聖たちの姿が描かれている。
演奏の様子はダニエル・シュヴァイツァー氏の指揮するチューリッヒ交響楽団の様子である。もちろんコンサート主催者の許可を得て撮影したもので、隠し撮りではない。
(肖像権は演奏者にあるので他への転載などは一切お断りします。) |
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左の写真はチューリッヒ歌劇場。ショップやレストランの建物が隣にあり、かなりモダンな印象だ。擬バロック調の建物であるが、今回の訪問で歌劇を見る時間がとれなかったのはなんとも残念であった。 |
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春先の澄み切った空気の中、夕暮れの大気のチューリッヒ湖の向こうに夕焼けに身を映した雪のいただくアルプスが望めた。
翌日も少しではあるが、見ることができたが、見ることができたのはこの二日だけだった。 |