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ローザンヌの写真 その2

 大聖堂は十三世紀のスイス・ゴシック様式の代表的な建築物だそうです。
 写真左の大聖堂入り口のポーチの彫像は十六世紀に改装された時に作られたルネッサンス調。
 全体に飾り気があまりない聖堂でありますが、上方に向けて広大な空間がありそれが光で満ちていて、なるほど、圧倒的な感銘を与える建築物だなと思いました。
 ステンドグラスは1235年の制作と推定される、大変古く貴重なものです。(写真左)

 カテドラルには、オルガンが二台設置されています
 正面入り口の上にあるのは大パイプ・オルガンで1955/56年に建造されたものだそうです。奥の売店(と呼べばいいのでしょうか?)でそのオルガンのCDも売っていますので、興味のある方は買ってみられてはいかがでしょうか?
 オルガンのメーカーはよく知らないのですが、クーン(Kuhn)がどうとか書いてありました。(CDのライナー・ノートですよ)

 CDを聞いた印象は、なかなか多彩な音色で音に張りがあるのが印象的でした。さすが近代オルガンだなと思いました。
 このカテドラルの前には博物館もあります。
 で、このままサン・メール城に行ってみましょう。広い駐車場に出ると、そこに十四世紀のお城で、現在もなんとヴォー州の州庁舎として使われているお城が見えてきます。(写真下、右、左)

 私がここに行くのは、サン・メール城見学の為ではありません。(実際州庁舎として使われていて、見学はできないそうです)ここの横のテラスからレマン湖とローザンヌの街を眺めようと思ったからです。
(写真下)

 しかし、何かといっては新しくデッカイ庁舎を建てたがるどこかの国の政治家たちと違って、六百年以上前のお城が州庁舎なのですから、羨ましいですね。
 こんなところに文化というものが育つのだと思います。不必要に豪華で金ぴかで、デカイばかりの建物は、大変恥ずかしく思います。

 更にこの項、続きま〜す。