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スイスのアルバム

ブリエンツ編

 ブリエンツは、小さな湖畔の村です。この村は木工の村としても有名で、木工職人のための学校もあります。
 スイスでは、職業訓練校が数多くあり、そこで手に職をつけて一生をそれで暮らしていくのだと聞いたことがあります。途中で進路変更はできないのだと…。
 だとしたら、大変でしょうねぇ。私は中学の時に、こんなのになりたいなぁと漠然と思っていて、高校で決めたのですから、ちょっと考えられません。

 湖畔のプロムナードはとても気に入っています。ブリエンツに行けば必ずここから教会まで歩いて、線路を越えて村の中を歩いて駅の方に戻るという散歩をします。
 湖面の少し乳白色を溶かした緑色は、空の反映ではなく、対岸の緑の反映かと思うほど、緑に囲まれた湖を見ていると、そこから標高が上がって行くにつれて、まばらな林となり、やがて森林限界点に達する風景に実にうまくマッチしていて、ここの風景は湖岸をトレースして、白壁の、中に入るとなんだか懐かしいような木造の教会に至る風景なのです。
 途中にアルベルト・シュトライヒと読むのでしょうか、少女の像があったりしますが、どういう由来なのかは知りませんが、辺りの風景に合っていて、いいなと思っています。

 

 湖畔の道は終わり、そのまま進むとインターラーケンから来る時に見えた教会が近くに見えています。小高い丘にあります。

 中に入ると、木の香りがします。天井を見上げると何だか、昔通っていた小学校を思い出してしまいそうな感じでありました。祭壇にオルガンがおいてあり、シンプルで、静かで、とても好ましく思いました。この辺が日本人的な感覚なのかも知れません。

 列車の車窓からよく見えるこの教会は、某旅行会社の出しているガイド・ブックにインターラーケンからグリンデルワルドに向かう車窓風景として紹介されていたのですが、もう直したんだろうなぁ。

 面白いので私は持っています。

 教会を出て、しばらくして振り返ると木々の間から、ちいさな教会が見えていました。

 しばらく歩くと、ブリエンツの中心街?です。木工の町なんだなぁーと思わずにはいられない風景が、湖面に溶け込んでいます。

 ブリエンツに行ったならばロートホルン鉄道の斜めに傾いた機関車でロートホルン山頂まで上がってみましょう。晴れていたなら、きっと山々を赤く染める夕焼けや朝焼けを見ることができるでしょう。  

 

 

 ブリエンツでお泊まりの節は、アドラーなどはいかがでしょう。駅を出て左。しばらくで着きます。部屋がとても広く、ベッド・ルームが二つもありました。家族連れならいいでしょうね。インターラーケンに泊まるのなら、ここも候補で考えてもいいかも知れません。

 ベランダ(広い!)からのブリエンツ湖もなかなかいい雰囲気でした。但し七年前のことです。それからなかなか機会がなく、行くことはあっても泊まることがないブリエンツの思い出でした。そうそう、ほとんど英語が通じないのには、ローカルだなぁーと感心?したりしたのを憶えています。会話帳で宿泊の交渉をしたのが懐かしいです。

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