日本全国競馬場めぐり
新潟競馬場
(新潟県新潟市)
 
 
天高く、馬越ゆる夏
 
 
 新潟市内(北区・豊栄エリア)にある中央競馬場。現在の施設は、'01年にリニューアルされたもので、なんといっても国内唯一の「直線コース」でのレースがウリです。(特記のない限り、'01年8月18日撮影)
  
 
新潟競馬場入場門 とにかくひろ〜い駐車場。クルマでの来場も拒まない。
 
直線1000mレースの攻防。馬が大きく横に広がるのが特徴。 新潟競馬場芝コースのゴール板は羽ばたく「トキ」
 
パドック(出走馬の下見所)
 
 

コース

1 平地芝コース
 直線コース  1000m
 外回りコース 1600m、1800m、2000m
 内回りコース 1200m、1400m、2000m、2200m、2400m
 平地芝コースは幅25mで、一般にスピードが出やすいことが特徴です。トラック型(左回り)のコースと直線コースとがあり、トラックの正面側(スタンド前部分)は、直線コースと併用されています。また、トラックコースはスタンドから見て左手がふたまたに分かれていて、距離に応じて内回りコース(1周1623m)と外回りコース(1周2223m)とを使い分けています。
 なお、新潟競馬場の目玉といえる「直線1000m」のレースは、原則として1日に最低1レースは行われています。逆に、2400mのレースはごく少なく、また、実施可能でありながら実際には行われていない幻の距離設定もあります。

2 平地ダート(砂)コース
 1周1472m、幅20mの左回りコースで、1200m、1800mのレースが実施されています。このほか1000m、1700mのレースも実施可能ですが、実際には行われていません。最大出走可能頭数は15頭。

3 障害レース
 新潟競馬場には、障害レース専用のコースは設けられていませんが、夏期開催時には平地芝コース(外回り・内回りの両コース)上に置き障害を置く形で障害レースが行われていて、2850m、3250mのレースが実施されています('06年夏現在)。最大出走可能頭数は14頭。


 
スタンド・座席設備は、こちら!
 
新潟競馬場では、地方競馬の開催もあった・・・
おもひでの新潟県競馬
 
コース改修前の新潟競馬場の風景
おもひでの新潟競馬場(建設予定)
 
 

主要レース

  新潟競馬は、例年4月下旬から5月中旬ごろと7月中旬から9月上旬にかけての原則として土・日曜日に行われています。新潟競馬の開催されていない土・日曜日は、他の中央競馬場で行われているレースの場外馬券売り場として機能しています。
   
新潟ジャンプステークス(J・GIII)
 例年8月に行われる、新潟競馬場唯一の障害重賞レースで、中央競馬所属サラブレッド満3歳以上の馬によって争われるハンディキャップ戦。新潟競馬場には障害専用コースが設けられていないため、障害レースは平地芝コース(トラック)上のところどころに置き障害(ハードル)を置く形で実施。そのため障害の難度はごく低く、国内の障害レースとしては究極のスピードレースとなっている。ちょうど人間の陸上競技の「400mハードル」に似たノリである。

アイビスサマーダッシュ(JpnIII)
 例年7月に行われる、新潟競馬場きっての名物レースで、原則として中央競馬所属サラブレッド満3歳以上の馬によって争われるが、地方競馬所属サラブレッド満3歳以上の馬にも門戸が開放されている。スタートからゴールまでカーヴの全くない平地芝直線コースで行われ、各馬が横に広がって走るさまは、セパレイトコースではないものの、人間の陸上競技の「100m走」に近いノリである。

 

アクセス

 
新潟県新潟市北区笹山3490 025-259-3141
 
 新潟競馬場は新潟市内に立地している点で名に偽りはありませんが、市の中心部からみると西北西方向におよそ10km離れた場所になりますので、行かれる際は気をつけてください。

★JR早通駅から北北東方向へ約3km、徒歩45分。早通駅は競馬場最寄りJR駅。バスなし。
★JR豊栄駅から北西方向へ約4km、徒歩60分。土・日曜日(年末年始を除く)には新潟交通バスも1〜2往復運行。
★(新潟)市役所前、万代シティバスセンター(JR新潟駅万代口から徒歩10分)および「空港入口」バス停(新潟空港から徒歩10分)から松浜経由競馬場行き新潟交通バスで「新潟競馬場前」下車すぐ、または松浜経由北部営業所行き新潟交通バスで「競馬場北口」下車徒歩10分。運行は合わせて30〜60分ごと。
★万代シティバスセンター、または「駅前通」バス停(新潟駅万代口から徒歩5分)から新崎経由競馬場行き新潟交通バスで「新潟競馬場前」下車すぐ(注:帰りのバスは、新潟市の繁華街である「古町」が行き先となり、その途中で「駅前通」バス停及び「万代シティバスセンター前」バス停を通る)。1日4〜5往復。なお、この路線バスは、「新崎駅前」バス停も通ります。「新崎駅前」バス停とJR新崎駅の間は400m(徒歩5分)ほど離れていますが、JR乗り放題系きっぷを使用している場合など、うまく工面すると「穴」なアクセス手段として使えます(特に帰り)。
★土・日曜日(年末年始を除く)は、JR新潟駅南口から直通バス運転。
 バス時刻等に関する問い合わせは、新潟交通025-246-6333。

 

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