日本全国競馬場めぐり
姫路競馬場
(兵庫県姫路市)
 
 
上からの眺めはこの美しさ。背後の山は広峰山。('06年9月27日撮影)
 
 
 兵庫県西部の中心都市・姫路市にある地方競馬場。「姫路公園競馬場」の正式名称をもつ緑多い競馬場で、観ていて和やかな気分になれます。(特記のない限り'02年3月20日撮影)
 
   
姫路競馬場のゴール装飾板。下部にある「城」のデザインがアクセント。('06年9月27日撮影) スタート!
  
パドック(出走馬の下見所)。ちなみに背景地平線中央やや右部分の突起は姫路城。('06年9月27日撮影) ゴロ寝もできる…
   
 
コース
  1周1200m、幅20〜25mの右回りダート(砂)コースで、800m、1400m、1500m、1800m、2000mのレースが行われていますが、そのうち1400mのレースが最も多く行われています。
 なお、姫路競馬場の内馬場(レースコースの内側)は緑が多く、背景が山(広峰山・増位山)となっているためコースの見栄えの美しさは国内競馬場の中でも上位に位置すると思います。また、レースコースが観覧席部分に比べ低い位置にあり、かつスタンドの北側で逆光になりにくいため、非常にレースシーンの撮影がしやすい競馬場となっています。
 
スタンド・座席設備などは、こちら!
 
内馬場・名物ジャンクフードなどは、こちら!
 

主要レース

  姫路競馬場で行われている競馬は、兵庫県競馬組合が主催するもの(兵庫県競馬)です。兵庫県競馬は、原則として火・水・木曜(年末年始など一部例外あり)に開催、大レースは水曜日に多く行われます。兵庫県競馬は園田競馬場(そのだけいばじょう・尼崎市)と姫路競馬場の2カ所のうちいずれか一方で開催しています(開催されていないほうは「場外馬券売り場」の役割を果たす)が、実際には大阪寄りでより周辺人口の多い園田競馬場での開催がほとんどで、姫路競馬場では春(3月ごろ)と秋(9月ごろ)しか開催されていません('06年現在)。そして開催曜日も週半ばということもあって、特に「土日休み」の仕事に従事している人にとっては国内有数の「観戦しにくい」競馬場となっています。
 また、土曜・日曜に原則として開催がないことを逆手にとって、'03年1月からは中央競馬の場外馬券売り場としても活用されています。
 
六甲盃

 3月実施の、姫路競馬場においては最も大きなレース。東海・北陸・近畿地区の地方競馬に所属するサラブレッド系満4歳以上の馬によって競われる。

姫路プリンセスカップ

 このレースは、例年秋に「園田プリンセスカップ」という名称で園田競馬場において実施されていたが、'06年は姫路競馬の開催時期が急きょ変更(姫路競馬場レースコース改修のため。当初6月開催予定→9月開催へ)となったため、「姫路プリンセスカップ」という名称に変更の上実施された。このレース名が「姫の路をひた走る王女盃」という感じでハマるので、実は姫路競馬場施行のほうが似合ったりする(?)。北陸・東海・近畿・中国地区の地方競馬に所属するサラブレッド系満2歳メス馬によって競われ、このレースに勝つと中央競馬の大レースへ出る道が開けるため、注目度は高い。

※ 上記記述は、'06年のものです。'07年以降は変更となる可能性がございます。なお、兵庫県競馬の重賞レース(大レース)は、名称と実施競馬場が一致していない面があるので注意してください。たとえば、'06年については姫路競馬場で「六甲盃」競走が行われましたが、その名の元となっている六甲山は園田競馬場のほうが近かったりします。逆に、「姫山菊花賞」競走(「姫山」とは姫路城が築かれている山のこと)が園田競馬場で行われたりしています。


 

アクセス

兵庫県姫路市広峰2-7-80 079-282-5181
 
★JR野里駅から徒歩10分。
★JR&山陽電鉄姫路駅前から野里方面(獨協大学・北条・西光寺・広峰・城見台・福崎駅前・古法華行き)神姫(しんき)バスで「競馬場前」バス停下車徒歩3分。バスは多数(1時間に10本以上)運行。
★開催日・場外発売日には、山陽電鉄姫路駅付近(りそな銀行前)から無料バスあり。
 

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