大穴は競馬だけじゃない
神奈川県川崎市

 
黄昏時の川崎球場

 

【川崎区】おもひでの川崎球場

 その昔(?)、川崎球場という野球場があったことをご存じでしょうか・・・?
 1955年から77年まで大洋ホエールズ(現・横浜ベイスターズ)の本拠地、そして78年から92年までロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)の本拠地として使用。ロッテ本拠地時代の「テレビじゃみれない」のキャッチコピーを覚えている人も多かったはず。ロッテが千葉に移動した後もしばらくの間野球場として生きていましたが、強く漂う哀愁感。作者 まるしん は川崎競馬で負けた帰りにここへ立ち寄り、しばしたそがれてました(笑)。

 この川崎球場は当初、98年の「かながわ・ゆめ国体」終了後に取り壊されることになっていましたが、費用面の問題から取り壊しが延期されていました。
 しかしながら、スタンドの老朽化は否めず、調査によって震度5以上の地震で崩壊の危険性があることが判明したため、00年3月いっぱいをもって球場としての使用を終了、そして00年内に取り壊されることになりました。なお、人工芝グラウンドの部分だけそのまま残されるそうで、「野球練習場」的な役割を果たすという第二の人生を歩むことになります。(参考:00年1月6日付け読売新聞・産経新聞・スポーツニッポン)
 ちなみに、川崎球場があった場所はJR・京急川崎駅から徒歩15分、川崎競輪場の隣でした。
 

最後に咲いた川崎球場!

 プロ野球撤退後の川崎球場では社会人野球や各種イヴェントが行われていましたが、00年3月26日(日)、最後の最後に川崎球場に1日だけプロ野球(オープン戦)が戻ってきました。カードは横浜vsロッテ。つまり、かつてここを本拠地としていたセパ2球団が顔を合わせるという、オープン戦ならではの心憎い演出でした。


 
ライトスタンドが極端に狭い。 正式名称は「スタヂアム」
 
時代を感じさせるロゴマーク 哀愁の元チケット売り場
 

もどる

「旅のコーナー」表紙へ