納経帳について

納経帳写真 観音巡りでは納経帳を持って巡ります。納経について説明しておきたいと思います。
納経帳は、そもそもは写経をお寺に納めた(納経)ときの受け取りの証として帳面に墨書朱印をしたものだったようです。
巡礼で有名な四国八十八カ所を例にすると、納経所では納経帳に墨書朱印をいただく他に、白衣に御朱印をいただいたり、 掛軸に墨書朱印をいただいたりすることもできます。

さて、信達三十三観音ですが、現在手に入る納経帳は各札所寺院で売っている信楽社(しんぎょうしゃ)のもの(写真左)と、 「信達三十三観音膝栗毛」(ややまひろし著、福島民報社)の付録のもの(写真右)の2種類だと思います。

特徴を比較しておきます。

納経帳の比較
 信楽社版「信達三十三観音膝栗毛」付録
価格1300円本体1260円の付録
紙質和紙洋紙
内容各別当寺院から集めた墨書が印刷されている
右下の絵の右側のような感じ
隅に「信達第○番札所」と印刷されている
墨書すでに印刷されているやってできないことはないが、書きにくい
御朱印押しやすい押しにくい
購入場所各札所寺院「信達三十三観音膝栗毛」を福島民報社へ電話かメールで
注文する。 新聞販売店が届けてくれれば代金引換で送料無料

墨書朱印の例 信達三十三観音では、観音講の方が御朱印を押してくださる札所があります。 そこでは墨書ができないので、御朱印しかいただけません。 一方、奥州三十三観音になっている札所では墨書朱印をお願いすることができます (住職さんが出かけているからできない、と言われた札所もありましたが)。 2種類の納経帳のうち、どちらがよいとは言えませんので、お好きな方を選んでください。

右図:墨書朱印の例

 

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