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「ひ、光が、」
コスモは遥か彼方を進むその光をみて、
自分が如何に小さな存在なのかをあらためて感じた。
”自分もあそこへ行けるのだろうか” コスモは思った。
やがて、光りが収まると、
その光の中から、、、、、
” ハロ! ハロ! 今日も元気だね ”
” ハロ! ハロ! ”
” ハロ! ハロ! ハロ! ハロ! ハロ! ”
” ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ”
” ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ”
” ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ”
「な、なんじゃ、こりゃあ。」
「ハ、ハロが、い、一杯だぁ。」
「増えたねぇ。 面白〜い。」
” ハロ! ハロ! 今日も天気だね ”
” ハロ! ハロ! ”
” ハロ! ハロ! ハロ! ハロ! ハロ! ”
” ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ”
” ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ”
” ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ハロ ”
「あ、甘栗ぃ〜」
輝豸雄は駆け出しながら話し掛けた。
「何だよぉ。」
「ハロがいっぱいだぁ。」
「どうしてこんな事になったんだよぉ。」
「俺が知るかよ。」
「いっぱい、いっぱいだぁ。」
「お前があんなに力一杯叩くから。」
「そんなに強く叩いてないって。」
「あぁ、このハロ、食べられないのかなぁ。」
「なぁ、甘栗。」
「なんだよ、輝豸雄。」
「こんな事言いたくは無いんだけどさぁ。」
「う? なんだよ、輝豸雄。 はっきり言えよ。」
「何なんだろうな、ぬるぽハンマーって?」
「そうだなぁ、、、、。」
甘栗は、珍しく、本当に彼にしては珍しく真剣な顔をしていた。
「なになに、それ美味しいのぉ?」
「関係ないって、お前には。」
「何だよぉ、二人とも難しい顔しちゃってさぁ。」
「なぁ、輝豸雄。」
「 う? 」
「俺にも、さっぱりわかんないよ。」
” そりゃぁ そうだ。 ”
輝豸雄もそう思っていた。
〜次回予告〜
その名の通り、ぬるかった”ぬるぽハンマー”。
しかし、輝豸雄達は、その真の実力を未だ知らなかった。
っていうか、本当に実力があるのか、ぬるぽハンマー!
行け行け僕等のぬるぽハンマー!
頑張れ!僕等のぬるぽハンマー!
何時の日か、その真の実力を発揮するまで!
第126回に続く