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第113回 工房の 深夜の秘め事
「ねぇ〜、よつばちゃん。」
誰もいない筈の工房の一室から声がした。
「ねぇ、よつばちゃんったらぁ〜。」
「しっ、黙って、輝豸雄。 他の人に見つかったらどうするのよ。」
「だって、、、。 ・ ・ ・ ・ 、 ごめん。」
「あっ、そ、そこは、、、。」
「声を出さないで。」
「でも、あっ、そんなところまで。」
「えへへ、凄いでしょ、私。」
「 ・ ・ ・ ・ ・ 。」
「それじゃ、こっちはどう?」
「あっ、あっ、よ、よつばちゃん、ひ、酷いよ、ぼ、僕、、、。」
「うふふ、 『僕、、、。』 何よ、言ってみなさいよ、輝豸雄。」
「そ、そんな、、。 いっ、言えないよ。」
「ほ〜ら、そんな事言っているうちに、輝豸雄の大事な処を、、、。」
「あっ、あっ、も、もう、や、や、やめて、、、。」
「パクっ と、戴きだぁ〜。」
「あぁ、も、も、もう駄目〜。」
「何が駄目なのよ、輝豸雄。」
「だって、だって、、、、。」
「ひ、ひどいよ、よつばちゃん! ぼ、僕、今日が初めてだったのに。」
「うふふ、、、。」
「な、何だよぉ。」
「私、嬉しいな。」
「 ? 」
「だって、輝豸雄の初めての相手が 私なんでしょ。」
「う、うん、、、。」
「嬉しいに決まってるじゃない。」
「それにしても、、、、。」
「な、なに? よつばちゃん?」
「輝豸雄って、思ったより下手なのね。 くすっ。」
「そ、そんな、、、。 」
「ふふ、、ごめん、ごめん。 ごめんね、輝豸雄。」
「いや、、、その、、、。」
「さ〜て、夜は長いし、 もう一回する?」
「えっ。 その、、、 いいんですか?」
「勿論よ、輝豸雄に元気がまだ残っていたら、の話だけど。」
「も、勿論ですっ! お、お願いしますっ!」
「うふふ、、、。 もう、かわいいなぁ、輝豸雄っ!」
その夜、工房の一室の電気が消えることはなかった。
「ほらっ、また、パクっと戴き〜。」
「よ、よつばちゃん、お、お手柔らかにお願いします〜。」
モノポリー それは、やり始めたら止まらない、カッパえびせんの魔力を持つゲームだった。
第114回に続く