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第107回  工房の ”  一 撃 ! ! ”

「だ、だめだぁ〜。」
   「お、追いつかれる〜。」
      「あ、兄貴がやられるなんて〜。」
          「なんて〜。」

  

その時だった。

足が縺れて倒れた輝豸雄達の後ろで、
まるで、

    大きな桃色のものを金属バットで殴った  様な音がした。


                                                   第108回に続く