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第32回  工房の中心でアイを叫んだ輝豸雄 

輝豸雄達特殊部隊の活躍によって、遂に、首都は陥落した。

自由の為、正義の為、斗って来た輝豸雄だったが
何故か、心は晴れることが無かった。

  

輝豸雄は、独り天を仰いだ。
空は何処までも蒼い。

  僕たちに必要だったのは、斗うことじゃなくて、愛し合うことだったんだ。

輝豸雄の叫びは、何処にも届かない。
                                                   第33回に続く