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第79回  工房の 厨房たち

  「いやぁ〜、やっぱり、RX−78は美しいですなぁ〜」
  「いや、全く、全く。禿堂ですな。」
  「この頭部ヘッドの美しいこと。」
  「剥げ動ですな。ところでこっちのGX−105はどうよ?」
  「ダメじゃん、全く持ってだめ。御大も草葉の陰で泣いている様で。」
  「御大、死んでないって!」
  「やっぱり種はねぇ〜。」
  「ストーリーあってのメカでしょうに。」
  「そうそう。」

       

  「しかし、何時の間にかRX−78もヴァリエーションが増えたねぇ。」
  「そうだねぇ。」
  「G−3はまだしも、 ロールアウト・カラーになると、「う〜ん」って感じだし。」
  「そうそう。 そもそも”ロールアウト”って、何処からきてるの?」
  「日の出の公式には無いんじゃなかったっけ?」
  「B社お得意の脳内派生バージョンかよっ!」
  「でも、、、」
  「でも?」
  「でも〜ぉ?」
  「で、でも、シャア専用ガンダムは好きだな。」
  「禿堂!」
  「と、特にこのアンテナの、」
  「角度とか。」
  「そうそう、角度とか。」
  「まさに、グッジョブって感じですな。」
  「ぜひキシリア様にお届けしたいものですな。」
  「まったく。」
  「それにしても・・・・・・・、」



何時果てることなく続く輝豸雄達3人の会話を聞きながら、
くま旦那はひとり、空を見上げながら考えていた。
「あいつら、最近ネットにはまっていると思ったら、
 いつのまにか  2ちゃねらー に成っていやがる、、、、。
 しかも、、、模型板かよ。」


                                                   第80回に続く