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第63回 工房の 子熊3人北海道ツアー その3
「すすきのの夜は更けゆく」
「おい、輝豸雄ったら!」
「ぼ、僕は帰る!」
「て、てでおく〜ん。美味しそうだヨォ」
宿泊先のホテルへと帰る道すがら、
輝豸雄の涙は、止まる事を知らなかった。
”どうして、どうしてみんな”
”どうしてみんな自分勝手なんだよ”
”こんなに遅くまで起きていたら、明日オホーツクに行けなくなるじゃないか”
”始発に乗らなきゃ、日帰りできないのに、、、”
どうしても、ガリンコ号に乗って流氷を見てみたい輝豸雄だった。
第64回に続く