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第44回 工房の ごはんが食べたい日々
輝豸雄はお腹が空いていた。
もう1週間も、何も食べていなかった。
命辛々やっとこの街に辿り着いたのはいいが、
頼る当ても無く、一人の生活は辛かった。
「おい、に〜ちゃん、そんな処に餌はね〜べ。」
「この魚の骨やるから、あっちさ行ってろ!」
輝豸雄が、くま旦那と出逢うのには もう少しの時間が必要だった。
第45回に続く