SONY DSC-S70 デジタルカメラ使用

浜松市都田総合公園
浜松市北部に位置する大型の公園。ちなみに地名は都田(みやこだ)というところで、丁度テクノパーク入り口あたりにある。住人曰く「住めば都田」だそうである。公園内にはこれといった遊具はないが、東側には広々とした芝生がひろがり、週末は家族連れが多い。西側は、もう少しワイルド系で、植物も以前の原生林を若干たもっている場所もある。一番奥には「わんぱくゲレンデ」という人工芝の巨大滑り台?があり、ソリとヘルメットを借りて滑る事ができる。

今日は出発も遅かったが、加えて夕方からの音楽会に間に合わせるため、あまり時間もなく天気も悪いという条件で、それほど期待せずに出かけた。しかし、意外にも短時間でいろいろな生き物に出会えた。ということで、西側の駐車場にとめ、小さなダム湖をまたぐ橋を渡りいつものコースへと足を運んだ。

 
ノシメトンボ

一見アキアカネにもにているが、羽の両端に紋があるので、だれでも違いは見て取れる。比較的のんきなトンボなんで、捕獲も簡単なので、手にとって観察するもよし。

 
マユタテアカネ

サイズは上のノシメトンボとほぼ同じで、アキアカネよりやや小型、細身のトンボ。尻尾の赤は本当に鮮やか。木陰の藪近辺がすきなようで、沢山飛んでいた。


トビズムカデ 

嫌われ者の登場!それにしても10センチは悠に越える大物。刺されるとひどいことになるらしいので、十分ご注意あれ。(ゴム製品ではない。)

 クルマバッタ

トノサマバッタよりは数は減るが、大型バッタの風格は十分。飛行するときの羽の模様は、鮮やかな緑とのコントラストがなんともいえない。息子曰く「なんか綺麗なバッタがとんでるよ。」

クルマバッタモドキ 

このバッタは初めてだ。ふつう##モドキというと、似たものと思うが、こいつはあまり似ていない。そういえば「人間擬き」とかいうのもあったな。

 

 

 

コバネイナゴ(イナゴ)

いわゆるイナゴとして知られているバッタ。昔は佃煮にしたりして食べたらしいが、確かに上の2種に比べれば歯触りは良さそう。(淡泊な味だったと思う。)

 

観察中
バッタで盛り上がった後、彼にとっては捕獲経験の少ない大型のバッタを観察中。


下の蛾の種類は分かりません。だれか教えてくださいませ。      




か細さと繊細さと鮮やかな色彩が魅力のイトトンボは、何度見ても良い。今年はまだキイトトンボに出会っていないが、ひょっとすると最近個体数が減っているのかな?

モノサシトンボ      アオモンイトトンボ


一方息子はセミ取りで頭がいっぱいだったのに、一匹も取れずに雨にもたたられ相当すねていた。帰り際に「あ、パパ、なんか飛んでる。」といったので、目をやると何とカブトムシ。飛行中のカブトムシを網で捕った経験は過去1度きり。第一発見者の本人は大満足。釣りで言うところの「うれしい外道」というやつ。キスねらいでヒラメが来ちゃったってパターン。(このカブトムシは例外的に我が家に宿泊中。交尾は終わったらしく、元気がない。寿命であろう。

     得意顔          真剣顔

 

クサギ(臭木) 

結構どこにでもある荒れ地に真っ先に生える植物だそうです。なんともヘクソカズラに匹敵するくらい情けない名前だが、独特の臭いのせいらしい。若い葉は食用にも出来るそうだ。

遭遇した生き物たち
イシガメ、イチモンジセセリ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ノシメトンボマユタテアカネモノサシトンボ、アオモンイトトンボ、カブトムシ、クルマバッタクルマバッタモドキコバネイナゴムカデ、オオスカシバ

★このページで捕獲され撮影している個体は、すべて元気なまま本来の生息地へリリースしています。