臨床検査技師って知ってますかぁ?一般には、臨床検査技師は「検査をする人」と考えられています。たしかにそうです。でも、病気の原因も研究するし、そのために病理解剖(病気で亡くなった人の死因や病因、病態を究明するために行う解剖)を手伝うこともあります(実際に解剖するのは医師です)。さて、臨床検査技師の役割はなんでしょうか?正解をまとめてみます。
臨床検査技師の仕事は、医師から依頼された検査を正確・迅速にこなし報告することで、その内容は法律と政令で定められている、というわけです。 検査技師の業務のところ、微生物学がはじめに書いてあることに注目して下さい。生化学検査はつけたしのように最後に書いてあります。これは、臨床検査発達の歴史に大いに関係あることなのです。詳しくはあとで話しますが、かつて伝染病が猛威をふるっていたころのなごりです。そして現在でも、微生物の研究や検査は非常に重要なのです。 うーん、みんなピンとこないようですね。じゃあ、なんのために検査するか思い出してください。
医師が検査を依頼するのは、診断や治療のために正確な患者情報が迅速に必要だからです。臨床検査技師は、診断や治療に必要な検査結果を正確・迅速に医師に報告するのが仕事です。 |