バカはなにしてもバカだから

■ペンネーム「ふみすぅ」さんからの投稿です。

 もう、かれこれ数年前(私が中学生か高校生の頃)の話です。
 
 電話が掛かってきたので母がでました。
 
相手 「ふみすぅさんのお宅でしょうかぁ?」
母 「そうですけど?」
相手 「お母様ですかぁ???」
母 「そうですけど?」
相手 「ふみすぅさんは今学生さんですよねぇ? 学校の方はいかがですか? 悩みなどなく楽しんでいらっしゃるようですか?」
母 「(勧誘かぁ〜?)学生ですけどぉ…。バカだから毎日楽しいんじゃないですかぁねぇ」
相手 「(私をバカと呼んだ母に突っ込みを入れることなく)当社はふみすぅさんの学力アップの為の教材を販売している会社なのですが、ふみすぅさんは進学とかはお考えで…」
母 「(相手の話をさえぎって)ウチの子、バカなんでやるだけ無駄ですから」
相手 「え…お母様がそんなことおっしゃっちゃったらふみすぅさん悲しみますよ」
母 「バカだから悲しみませんよ」
相手 「そんな…お子さんをそんな風に言ってしまったら伸びる学力も伸びませんよぉ」
母 「バカだからこれ以上伸びないから。バカはなにしてもバカだから
相手 「そうですか…」
 
 と相手を撃退し勝ち誇っていました。
 
 にしても…たしかに成績はよくなかったけどバカをそんなに強調しなても…。隣に当の本人がいるんだから…。
 と、母の愛情を疑いたくなるような出来事でした。
 
 もし、似たような電話があったらお子さんを「バカ」もしくは「秀才」と言い切るに限るようです。

■すごい。天晴れです、お母様。ふみすぅさんには申し訳ないですが、笑ってしまいました。
「バカ」をためらいもなく子供の前で連発する母・・・。信頼関係あってこそですね。・・・きっと。
 
 追い打ちをかけるようでアレ(どれ?)ですが、「決め台詞」を抜き出してみました。
 
「バカだから毎日楽しいんじゃないですかぁねぇ」
「バカなんでやるだけ無駄ですから」
「バカだから悲しみませんよ」
「バカだからこれ以上伸びないから」
「バカはなにしてもバカだから」
 
 ・・・清々しさすら感じてしまったりして。

(2004.11.12)
(参考)
この他の、ふみすぅさんの投稿は以下の通りです。
「ちょうどそのくらい」って・・・
振り込め詐欺・やくざの車篇