■ペンネーム「サム」さんからの投稿です。
起き抜けに、自宅に一本の電話がかかってきました。
電話番号は隣の県のもの。
なんじゃろか？と思って電話を取ってみると、新装開店のクリーニング屋さんとのことでした。
話を聞いてみると、サービス料金にて布団等のクリーニングを何点でも承るし、出張サービスも可というもの。
隣の県というのも引っかかるし、クリーニング屋さんが電話で営業も変だし、なんかトークもしつこそうなので、お断りすることにしました。
私 「あの、大物とかは近所のクリーニング屋に頼んでいるので、結構です」
相手 「いえいえ、こちらの店は、普通の店のものと違いまして、電気の力で汚れを落とすんですよ。よく落ちますよ」
電気の力ですか。悪いものではないけど、いい噂も聞かないし。
という訳で、再度お断りして、電話を切りました。
電話を切ってから、もう少し突っ込んでみるべきと思いましたが、なんだったんでしょう？
■布団のクリーニングと言えば、私も以前に電話を受けたことがあります。
短い電話で分かった事をまとめると、
・キャンペーン価格で布団を出張クリーニングする。
・布団の丸洗いでも残る「何か」を取り除くことができる。
（布団を干す時に布団を叩くことによって綿が切れてできるホコリを取り除く、と言いたかったのかな？）
・どうやら「こんなにいいものがあるよと」何か商品を宣伝（販売？）しに来るようだ。
・・・で、私はこれは掃除機の宣伝（販売）が潜んでいるのではないか、と思っているのです。
今回のサムさんの投稿にも、「サービス料金」「布団」「出張サービス」と、私の時と同じようなフレーズが散見されます。
ただ、「布団等」「出張サービスも可」というあたりが、私のケースとはちょっと違うような・・・。掃除機で衣服のクリーニングは無理だと思うし、布団等を持ち帰ってクリーニング、となると、普通のクリーニング店とかわらないし・・・。
あ、すみません、間違えました。「普通のクリーニング店」じゃなかったですね。「隣の県から電話でしつこく営業をかける、ちょっと変ったクリーニング店」でした。
■しかし・・・言うに事欠いて「電気の力」かい・・・。
電気を動力にしている機械は多いから、そんなもの自慢にもならないと思うんだけど。
ガスやガソリン、軽油、石炭などを動力とする機械を使用するのが当たり前だったり、基本は手作業だったりする作業ならともかく、そんなに殊更に「電気の力」って言われても。
以前、「電気の力でワックスがけ！」のページを作成した時に、常連のあんちゃんさんから「電着塗装や静電塗装の要領でワックスがけをする、と言う説は？」と楽しいネタメールをいただいたことがあります。
床にプラスの電気、ワックスにマイナスの電気を流して、電気（電子）がマイナスからプラスに流れる性質を利用してワックスがけをする、と。
これぞまさしく、電気の力でワックスがけ！
あんちゃんさんが自分でツッコミ入れておられたように、床に電気を流したら、ゴム底の靴でも履かないと感電してしまうし、そもそもどうやって床を帯電させるのか謎は尽きませんが、とにもかくにも、そのトンデモさ斬新さについては間違いなく「電気の力」と自慢できます。
コレを応用して、布団クリーニングってできないかなあ（笑）。布団にマイナスの電気を流して、プラスの電極にホコリを吸着させるとか・・・
・・・って、それなら掃除機で吸えばいいやん（笑）。