エコな家庭の象徴

■ペンネーム「招き猫」さんからの投稿(1/2)です。

 今日は二つネタをお送りします。
 
 (1) ソーラーシステム
 
 うちは、新築4年になるのですが、とても日当たりが良く、しょっちゅうソーラーシステムのセールスがやってきます。
 今年の夏やってきたセールスマン。うららかな休日の午後。シャワー浴びて髪にタオルを巻き、冷茶ペットボトルを飲みながらポストに新聞を取りに行ったとき、屋根を見上げていたセールスマンと鉢合わせしてしまいました。ちょっと私好みのいい男だったのでお話を聞くことにしました。
 
セ 「あっ。奥様ですか? 私ソーラーシステムを扱っている○○の××と申します。こちらの家は築何年になりますか?」
私 「4年ですね」
セ 「大変日当たりがよろしいですねえ。このような環境ですと、ソーラーを取り付ければ殆ど電気代はかからないですよ」
私 「そうなんですよー。一日中陽があたりますので、いいところですよ。日陰が欲しいくらいです」
セ 「すばらしいですね。ソーラーにしますと、将来的には電気代が戻ってくるようになりますよ」 その後トークが続く。
私 「確かに環境にもやさしいですしね。でもねー。今住宅ローンを払っているのに、これ以上の投資は無理ですね」
セ 「まあそうかもしれませんが、将来を考えるとお徳ですよ。余剰電力を売ることもできますし」
私 「いや・・・。うちは発電所じゃありませんから。儲けなくたっていいんです」
セ 「でも、将来は電気料が0になり・・・」
 
 トークがループに突入・・・。そろそろ切り上げるか。
 
私 「電気代はともかく、あの天井のパネルがねー。かわいくないじゃありませんか。うち、あんなもの乗っけたくないんですよ。(うちは洋館風の造りで、外観は結構かわいらしいんですよ)うちの雰囲気がぶち壊しですし」
セ 「はあ。まあそれは・・・。でも、エコな家庭の象徴ですよ?
 
 すげー切り返しだ。
 
私 「ところで、その設備いくらなんですか?」
セ 「そうですね・・・この規模だったら300万位ですかね」
私 「さんびゃくまーん! うち1ヶ月の電気代7、8千円ですよ! 30年かかっても償却できないじゃないですか!」
 
 これ本当です。子無し共働き、暖房も冷房もほとんど必要ないので。
 
セ 「・・・でも。余剰は電気会社に・・・」
 
 すんごい食い下がりっぷり。そろそろとどめさすか。
 
私 「そうですね。将来年を取ってオール電化にするときには考えます。また主人と相談してみます」
セ 「そうですね・・・。ご主人様と・・・」
私 「今主人はフランスに長期出張で、再来年にならないと帰ってこないんですよ」
 
 まあ信じたか信じてないかはわかりませんが、セールスマンは急に憑き物が落ちたように帰って行きました。だんなは二週間のフランス旅行中でした。

■招き猫さんから、三回目の投稿です。いつもありがとうございます。
 
■太陽光発電、私の実家の屋根についてます。夏はずいぶん電気代が少なくすむらしいですね。ベランダの手すりに設置するタイプのものもあるらしいので、もっと安くなったらウチにもつけたいな、なんて思っています。京都議定書がらみで、補助金がアップしないかしらん・・・。
 
 閑話休題。
 
 太陽電池のパネルに日光ができるだけ直角にあたるようにすると、発電効率が上がります。でも、地球は自転しているし、公転もしているので、固定されたパネルではその能力を十二分に活用できません。
 そこで! 太陽の動きにあわせて角度調整する機能のパネルってないんでしょうか。太陽光自動追尾パネルとか(笑)。
 
 と思って検索してみたら、(財)高知県産業振興センターの「創造的技術シーズ開発事業について」というページに、「自動角度調整により高効率化した太陽光発電による電源装置の開発」なんて記事がありました。パネルを固定した場合よりも約25%も発電量が増加とのこと。太陽自動追尾形街路灯を開発、商品化を目指す予定だそうです。
 
 パネルの下に角度を変えるための動力部が必要になってくるため、街路灯ならともかく、個人宅の屋根には非常に不適当な形状です。大きいし仰々しいし、かわいくないことこの上なし。
 こんなのが屋根にずらりと並んでいたら・・・楽しいだろうなあ(笑)
 そしてヒマワリのように、太陽の動きにあわせてこのパネル達は首を振る、と・・・おもしろいだろうなあ(笑)
 
 い、いかん、本当に欲しくなってきた。いやしかし、ウケを取るためだけに何百万も使うわけには・・・
 
 閑話休題。
 
■さて、招き猫さんの投稿がボリュームたっぷりだったので、ネタごとに二つのページに分けさせていただきました。後半部分の「化粧品サンプルのプレゼント」へどうぞ。

(2005.10.18)