■ペンネーム「カナ太」さんからの投稿です。
お久しぶりです。最近ネタになるような出来事がなく寂しい日々を過ごしていましたが、ついにこの日がやってきました。
夕方、仕事から帰ってみると我が家の前に見知らぬ白いワゴン車が1台。車庫にカブっていて微妙に邪魔です。3月下旬とはいえ雨も降っていて寒かったので非常に印象悪し。でも知り合いかもしれないので仕方なく車庫に入れるのは諦めて家に入る事にしました。
すると玄関を開けたら安っぽい洗剤のような臭いが・・・・
さらに家の中には見知らぬ掃除機・・・・
居間には怪しい機械が2,3個・・・
義父母の客でした。
連中は二人いて、一人は怪しいくらい愛想がよく、もう一人はムカツクくらい無愛想でした。旦那の話ではもう三時間以上いるとの事。
彼らは既に健康診断と称して定期的に何度も我が家を訪問しているらしく、すっかり義父母の信用を得ている様子でした。義父の話では、首に認可の札(??)を掛けているそうです。
「車邪魔なんですけど」と言ったらすぐ移動してくれました。その隙に車の横に「KAI○H」とあるのを確認。
早速コッソリこちらで検索。あれ?? 該当なし? すると怪しい奴らではないのか?
更に某検索サイトで調べるとそれらしき会社が浮上。
そ〜っと二階から義父母の寝室を覗くと、そこには敷き布団を挟んで和やかに説明を聞く義母の姿が!! 買っちゃったのか?? じゃあ、あの臭いニオイと掃除機は?? あれ?
でも彼らが帰る時に自家製瓶詰めタケノコをあげてたし、義父母は納得してるんだろうし、現時点で私には害がないし、まあいいかと思ういい加減な嫁。自分の部屋で隠れていた旦那にチクったけど苦笑するばかり。
結局私も旦那も、その話は聞けませんでした。恐ろしくて。
でも実家の親なら絶対止めさせるんだろうなあ・・・・
■カナ太さんから、3回目の投稿です。ありがとうございます!
■布団販売の詳細もですが、洗剤の臭いと掃除機(とあと「怪しい機械が2,3個」)も気になります。・・・でも、なかなかツッコミのしようがないですね。こういうシチュエーションでは。
一般に、お客を囲い込んでのカウンセリング形式の販売は、薄利多売を目的としていない為に商品価格が割高であることが多いわけですが、本人が納得しているところに物申すのは、難しいですよね。
「納得させた、販売員の手腕」が「納得した、本人の判断力」にすりかわってしまった日にゃ、余計な喧嘩の種になってしまいますし。
それにしても、
「一人は怪しいくらい愛想がよく、もう一人はムカツクくらい無愛想」とか
「自分の部屋で隠れていた旦那」とか、
「KAI○H」って伏字になってないし(笑)、
カナ太さん、いいセンスしてますねえ♪。
(2005.4.18)
■さて、お待ちかねの、カナ太さんから続報です。
あの白ワゴンの訪問からしばらくして義母宛に大きな荷物が届きました。そう、「KAI○H」からです。
商品名は「温玉ヒスイマット」
あまりのネーミングにクラクラドキマギします。
たぶんマットレスに毛の生えたようなモノだとは思うんですが、いったいどんなトークを聞かされるとそんな胡散臭い名前の物を買ってしまうんでしょう。
ちょっと聞いてみたい気もしますが、洗脳されたらシャレにならないので止めときます。
でも疑問が一つ。何故あの兄ちゃんたちが直接持ってこないんでしょう? 宅急便の方がお安いの?
■温玉・・・って「温泉玉子」? まさか、ね。でも他に思いつかないんだけれど・・・。
なぜ、宅急便なのか・・・やっぱり人件費が高いんじゃないでしょうか。次のお客さんの囲い込みに忙しいのかもしれませんが、送料の方が高くつくなら、仕事の合間にでも届けに来るような気がします。
そう考えると、大きなマットレスの送料よりもお金がかかる出張費を使って、じっくりお得意様を口説き落とすに値する利益が、商品に上乗せされているんだなあ、と感じ入る次第です。
(2005.5.30)