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普段目にする機会のない昆虫に出会うのも、信州への夏の旅の大きな楽しみです。
限られた時間の中と言うのが何とも惜しい。目を凝らせば更に沢山の出会いがある筈。
後をひいて又行きたいなぁとなります。このページでは数種を選んで掲載します。 |
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苔むした木の幹に止まっていたのは、ツノアオカメムシ。
宝石の輝きを思わせるきらびやかな体色に魅せられてしまいました。 |
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カミキリムシと言うと無骨な姿を思い浮かべますが、アカハナカミキリはスリム体形。
高原の花の咲く所必ずその姿ありと言う感じで、旺盛な食欲を見せていました。 |
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高原のバッタは見た目もワイルド。
身体は小さいけれど、このヒロバネヒナバッタの面構えもかなり精悍でした。
後脚を摺り合わせて音をたてる習性があるそうですが、今回は残念ながら・・ |
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高原の花に良く来ていたのがヒョウモンエダシャク。
蝶としても通用しそうな斑紋ですが、実態は名前にある通りシャクガの仲間です。
これだけ目立つ斑紋を持つ理由は ”私の身体には毒があるから食べないで”
事実、幼虫時に食べるアセビの毒を体内に蓄えているそうです。小鳥も尻込みか。 |
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林道脇の草の葉裏で出会ったこれの素性は完璧にお手上げです。
ハゴロモの一種の様にも思えるけど・・何か違う様にも。
更に調べて判明したら追記しますが、取りあえず謎の一種にとどめておきます。 |
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これ以降は昆虫ではなく蜘蛛の画像を数点。
水田脇の草の葉で見たこれは獲物待ち受け体勢に特徴あり。
両腕を拡げて、さぁいつでもいらっしゃいと言いたげ。そんなに上手く行くのかなぁ。 |
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近くには超メタボ体形の凄い奴も居ました。
自然豊かな水田地帯では、こうして待っていれば獲物はいくらでもゲット出来そう。
で、つい過食気味にと言うことでしょうか。幾らなんでも太り過ぎと思えるけどねぇ。 |
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こちらは網を張るタイプ。通り雨で濡れた網が乾く迄暫く休息中と言う感じでした。
これ位小さいと、気味悪さはないけれど、上のメタボ体形のはやはり嫌だなぁ・・ |
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気味悪さと言えば蝶や蛾の幼虫もかなりのもの。林道で出会ったこれも結構凄い。
ところでこのポーズ、完全にカメラを意識したものなんです。
それ迄真っすぐに伸びて葉っぱを食べていたのに、カメラに気づいて頭をひょいっと。
これっておそらくこの幼虫が示せる精一杯の威嚇なんでしょうね。
どうってことないけどなぁ・・でも彼のプライドを尊重してこの場を去りました。 |
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高原で花盛りになっていたのが、キク科のオオハンゴンソウ。
綺麗だけど、北米からの帰化植物で既存種への影響も心配される迷惑者らしい。
環境省指定特定外来生物と言うことで、無許可での栽培等は禁止と言う物々しさ。
この幼虫はそんな迷惑者の駆除に奮闘中でした。でも花びらをかじる程度ではねぇ。 |
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出会うと何故か嬉しくなるのがアマガエル。今回も水田脇で元気にやってました。
やることは蜘蛛と同じで、様々な昆虫を捕らえること。
昆虫ファンとしては、困り者なんだけど、この顔つきはやはり憎めない。
出会う度にレンズを向けたくなってしまいます。
※信州の夏の旅特集は、とりあえずこのページで完結とします。
掲載画像は8/17〜19に湯の丸高原、八千穂高原、上田市の農村で撮影しました。 |
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Digital Camera: OLYMPUS E-620/ZUIKO DGITAL 35mm MACRO(1st image),
OLYMPUS E-3/SIGMA 105mm MACRO(other images),
Exp.Date:
2011/8/17-19 at Nagano(長野),
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved. |
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