昆虫ナウ 2010
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昆虫ナウ 2010 #15
「それぞれの冬越し」
掲載:2010/12/25 (5画像で構成) 完結
成虫で越冬する物もいますが、昆虫の多くは卵や幼虫として厳しい冬を乗り越えます。
賑わいを見せていたフィールドも今はただ静寂。
しかし小さな命が息を潜めて春の訪れを待ち焦がれていることは間違いありません。
来季への期待を込め、12月に撮影した画像数点をもってこのアルバムを完結とします。
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完璧に枯れ色に変わった草薮ではカマキリの卵のうを多く目にすることが出来ます。
画面ほぼ中央に写っているのはオオカマキリの卵のうです。
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産卵時は乳白色ですが、時を経るに従ってこの様な渋い枯れ色に変色して行きます。
周囲の枯れ色に紛れて容易には見分けられません。天敵である小鳥も見逃しそう。
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この枝は親カマキリ達にとって、余程気に入られたみたいです。
もし孵化時期が同時だったりしたら、相当賑やかなことになりそう。
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クヌギの葉で良く見かけるのがこれ。木の実の様に見えるけど、これも昆虫の卵。
クヌギハケツボタマバチが作ったクヌギハケツボタマフシ(一寸ややこしい)。
産卵により葉に異常反応を起こさせて、幼虫の揺りかごを作らせちゃうと言う離れ業。
いわゆる虫こぶと呼ばれる物です。そのちゃっかりぶりには只ただ舌を巻くばかり。
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こちらは樹木の廃材を寄せ集めて幼虫を包む殻を作るのでかなり良心的と言えるかも。
正にエコロジーの先端を行っている様に思えます。
それぞれの知恵を絞って次世代に生命をつなぐ。昆虫はやはりしたたかです。
(ミノガが作ったミノムシ)

■アルバム 昆虫ナウ2010 はこのページで完結とします。
デジイマフォト蔵ではこれからも様々な形で昆虫画像を掲載して行きます。
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Digital Camera: RICOH GRD2(5th image),
PENTAX K-x/PENTAX 100mm MACRO(other images),
Exp.Date: 2010/12 at Tokyo(東京)
(c) 2010 Toshio Someya All rights reserved.
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