昆虫ナウ 2009 #14      |   ||
「寂しさだけでは・・」  | 
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掲載:2009/12/11(7画像で構成)完結ページ  | 
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| まるで潮が引く様に・・12月に入り昆虫の世界は増々寂しさを募らせています。 6月にスタートしたこのアルバムもページを閉じる時が来た様です。 穏やかな陽射しが戻った日に出会った僅かな昆虫を掲載して完結ページとします。  | 
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| ここを住処としていた昆虫の息の根を止める厳しい冬の色に覆われています。 通い慣れた草むらのこの様子を見れば、虫の季節の終焉を認めざるを得ない様にも。 しかし・・  | 
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| 生きるものの反応あり。私の足音に驚いて何かが飛び跳ねました。 その先を目で追ったら、完璧なまでに枯れ色のコバネイナゴでした。 出会えるのはこれが最後だろうなと感じながら静かにシャッターを押しました。  | 
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|  強い北風に煽られればびゅーびゅーと寂しい音をたてそうな冬木立。 空の表情も厳しい冬の雰囲気を漂わせていました。  | 
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| 太い木の幹にセミの抜け殻がぽつんと残されていました。今はただ静寂。 再びあの喧噪が戻って来る迄には、随分長い時間がかかりそう。  | 
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|       木の幹にしっかり貼り付いたハラビロカマキリの卵のう。今、多数確認出来ます。 冬の陽光を目一杯浴びられる様、それぞれが絶妙な場所に産みつけられています。 成虫のまま冬を越せない母親が次世代に生命を託す必死の造形です。  | 
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|  しかし全てが眠りについてしまった訳ではありません。 少数ですが、成虫のまま越冬中のしたたかな昆虫に出会うことも出来ます。 この日の出会いは、小さな小さなムーアシロホシテントウでした。 よちよち足で何だかとても忙しそう。  | 
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|       一時も休まず上を目指して足早に幹を登って行きました。 ほっとした気持ちで高い木を見上げました。 (全画像:12/10に撮影) ■昆虫ナウ2009はこのページで完結です。 デジイマフォト蔵ではこれからも様々な形で昆虫を取り上げて行きます。 新規画像を掲載の際は ”昆虫写真館入口” でご案内します。  | 
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|       Digital Camera: 
      SONY DSLR-A300/TAMRON 90mm MACRO,  Exp.Date: 2009/12/10 at Tokyo(東京) (c) 2009 Toshio Someya All rights reserved.  | 
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