ピマーイは、タイ東北部の平野に築かれたクメールの遺跡です。
タイ東北部の平野高原地域にはいくつものクメール遺跡が点在しますが、
ピマーイの遺跡はそれらの中でも最大級のものであり、よく復元されています。
中央祠堂を長方形に回廊が囲んでいて、その回廊は外回廊と内回廊の2重になっています。
ピマーイへは、ナコーン・ラーチャシーマ(Nakhon Ratchasima)の街からバスに1時間ほどで到着します。
近くに大きなため池があり、これもまた当時の遺跡です。
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ナーガ Naga Bridge
入り口を入ると芝生の向こうにナーガ橋が見えます。 一段高くなったテラスで、テラスの手すりがナーガ像の胴体になっています。 |
ナーガ Naga
ナーガとは蛇神で、一つの胴体に複数の頭を持っています。 ここのナーガは7頭蛇神で、10数体あります。 |
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外回廊南門 Outer South Gopura
ナーガ橋は2重の回廊のうちの外側の回廊へ続きます。 これはその外回廊の南門で、正面には塔が見えます。 |
内回廊南門 Inner South Gopura
外回廊の門をくぐると、内回廊が現れます。 写真は内回廊の南門とその奥の中央祠堂です。 |
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回廊への道 Passage and Gallery
外回廊南門と内回廊南門との間には周りよりも一段高くなった通路があります。 この通路にもかつては屋根があったようです。 |
中央祠堂 Main Sanctuary
内回廊南門をくぐると正面に中央祠堂があります。 中央祠堂は塔とその手前の小室で構成されています。 写真は小室の南入り口から塔を見上げたものです。 |
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中央塔 Tower
塔の高さは30メートル近くにもなります。 塔の屋根は、幾つものナーガやその他の神像で覆われています。 |
小塔 Prang Hin Daeng
塔の手前にも左右にそれぞれ小塔があります。小塔の高さは15メートルほどです。 写真は左手の塔で、Prang Hin Daengと呼ばれるもので、宝物庫が付随しています。 中央の塔とは形も材質もまったく異なります。 |
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内回廊東門 Inner East Gopura
外回廊と内回廊の間には何本かの大きな木があります。 木陰から遺跡を眺めるのもいいです。 |
書庫 Libraries
内回廊の西側には2つの書庫があります。片方はほとんど基礎しかありません。 写真は書庫の間から内回廊西門越しに中央塔を見たものです。 |
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サイ・ンガーム公園 Sai-ngam Park
ピーマイの旧市街から2kmほどのところにある公園です。 公園内の池に浮かぶ島にはベンガル菩提樹が生い茂っている。 |
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パノムルン
Phanom Rung |
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