涸沢 Karasawa 2004.06

横尾から涸沢カール、そして白出のコルへ向かう途中の山のようすを集めてみました。
涸沢までのつもりでしたが、下山してきた人から、白出のコルの穂高山荘までの雪渓は歩きやすく 穂高山荘から奥穂高岳への道には雪がない、と聞き上を目指してみることにしました。 しばらくは快適に登れたのですが、白出のコルが近づくにつれて雪渓は急になるとともに 雪もかたくなり、一歩進むのに時間がかかるようになりました。 奥穂高岳まで登るとその日のうちには下りられず、翌朝早く凍った雪渓を降りるのは危なそうに感じたので コルまでは目前でしたが下りることにしました。2、3時間かけて登ったにもかかわらず 滑りながらだと数分で下りられてしまいます。
涸沢は上高地から5、6時間ほどです。

 

涸沢 Karasawa stream 涸沢 Karasawa stream

本谷橋までは雪はまったくありませんでした。 雪解けで水量の多い涸沢を渡ります。
アジサイ Hydrangea

ジグザグにガレ道を登っていくと、山のアジサイが花咲いていました。
アジサイ Hydrangea
アジサイ Hydrangea アジサイ Hydrangea

真っ白いアジサイの花です。
涸沢 Karasawa stream

いくつか小さな雪渓を渡りながら進んでいくとやがて奥穂高岳が見えてきます。 雪の下では涸沢が勢いよく流れています。
涸沢 Karasawa stream
涸沢 Karasawa stream 奥穂高岳と涸沢岳 
Oku-Hotaka-dake and Karasawa-dake

涸沢のゆるやかな雪渓を登っていくとやがて奥穂高岳の右手に涸沢岳も見えてきます。
涸沢岳 
Karasawa-dake

さらに雪渓を進んで涸沢ヒュッテにたどり着くと、穂高の山々へと雪渓が分かれていきます。 涸沢のテント場にはテントもちらほら見られます。
涸沢岳 Karasawa-dake
北穂高岳 Kita-Hotaka 北穂高岳 Kita-Hotaka

夏から秋に掛けては色とりどりのテントが立ち並ぶのですが、 涸沢ヒュッテと涸沢小屋の間の広いテント場にはひとつもテントがありませんでした。 下の方やや左に見える2つの点は登山者です。
屏風岩 Byobu-iwa

涸沢ヒュッテから登ってきた雪渓を振り返ったようすです。 屏風岩から何本もの雪渓が涸沢へと続いているのが見えます。
屏風岩 Byobu-iwa
涸沢岳 Karasawa-dake 涸沢岳 Karasawa-dake 

登りやすいと聞いたので白出のコルへのあずき沢を軽アイゼンで登ってみることにしました。 登り始めて30分ほどのところから見上げたようすです。
前穂高北尾根 
Mae-Hotaka-dake North ridge

前穂高北尾根のようすです。 白い雪渓と黒い岩肌と青い空がくっりとしています。
前穂高 Mae-Hotaka
常念岳 Jonen-dake 常念岳 Jonen-dake

登り始めて1時間ほどのところから涸沢を振り返ってみたようすです。 奥に見える山は常念岳です。
常念岳 Jonen-dake

北穂高北尾根と常念岳蝶ヶ岳の稜線とが重なって見えます。 真ん中やや右下辺りに涸沢ヒュッテがあります。真ん中下の方の点は登山者です。
常念岳 Jonen-dake
前穂高 Mae-Hotaka 前穂高北尾根 
Mae-Hotaka-dake North ridge

前穂高北尾根のようすです。 雪に覆われた斜面がずっと続きます。
前穂高北尾根 
Mae-Hotaka-dake North ridge

登り始めて2時間ほどのところまでくると雪渓の斜度は30度を越えるようなりました。 さらに30分ほど登ったのですが坂がいっそうきつくなっていくので 結局白出のコルを目前に引き返すことにしました。 時間をかけて登りましたが滑って下りるとあっという間です。
前穂高 Mae-Hotaka


朝焼け
Morgen Rote
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