心は物質に作用することができるか

 私はこの質問に自信を持って「はい」と答えられます。それは実際にその事実を体験できる機械を持っているからです。これは日本人が自分の理論の検証のために作っている機械で、約20万円ほどします。私はこれを買う前に、すでに購入した知人に試させてもらい、自分の意志通りに動くかどうかを検証しました。そして結果は動いたので、無理して購入することになったのです。
 この機械、真ん中のターゲットに向かって右回りのイメージを送ると右の針が振れ、左回りのイメージでは左が振れるというものです。上の方には0点調整つまみ、感度調整つまみなどがついています。
最初に知人のデモンストレーションを見て、確かに動いているのを確認し、私もトライしました。まず右メーターを振ってみる。

「動く動く!」

 次に左回りにイメージを変えると、これがなかなか動かない。そこで知人に聞いたところ、「ああ、回転イメージをいったんキャンセルして方向を変えるのは、最初は難しいんですよ。いったん念力計の0点を調整し直してから左のイメージを送るといいです」と彼は教えてくれました。その通りにして再び0から始めたら、今度は左メーターがちゃんと動いていきます。しかしこの途中で他の三人の話に気を取られて聞き入ったところ、動き始めていた左のメーターはまた0に戻ってきました。そこでもう一度振らせようと念じたら、これがまた振れてくるのです。
 私の右・左の回転イメージに呼応して動くこの機械はいったい何物なのでしょう。このとき私はこの機械に触れていません。ただ真ん中のターゲットに向かって、回転イメージを送るだけです。偶然? 実はこの機械、感度を最高にしておくとほっておいても左右に振れます。何もしなくても、ちょうど思った瞬間に針が振れてしまう確率を、とりあえずかなり多めに1/2と考えましょう。それが思ったのと同じ方である確率は1/2。つまり、念じたときにちょうど針が動いて、それが思った通りの方である確率は1/4ということができます。その後まだ同じ方向に思い続けて、針がさらに同じ方向に動いていく確率は1/16。少しの間片方だけを振らせようと思っていただけで、それと連動してすっと同じ側のメーターが触れていく確率はすぐ1/64、1/256と減っていきます。その後、反対側のメーターを振らせようと思った時に、またたまたまそちらが振れる確率は1/1024。こういった感じで続いていけば、その現象が起きる確率は極端に下がっていきます。
 これが感度調節つまみを変えると、今度は自然に動く確率はかなり減っていきます。その場合で考えると、念じたのと同じ方の針が振れる確率はすぐ100分の1以下に落ちるし、左右のメーターが連続的に呼応して動く確率は、すぐに天文学的な数字になっていきます。これが連続的に起きるのは偶然なのでしょうか? 少なくとも私は、大学で数学科にいて、卒論に確率を選んだ人間として、この現象を偶然とは言えません。
 この事実に照らし合わせると、現代の一般科学が見落としているものがはっきりします。「意識」、これは一般科学では取り扱わない分野です。しかしそれが物理的に作用するという事実があるのだから、ここまでを含んだ科学ができあがらなければなりません。幸いにしてそういう動きはあります。意識工学という分野が世界各国で30年ほど、細々と研究されています。未だに亜流に属していますが。
 意識とは一体どういうものなのか、死んでもそれが残るのか、と考えさせられる機械です。この念力計はこちらのHPの人が作りました。そこから製作依頼もできます。なお、過去に貸出を行っていたのですが、今まで実際に借りに来た人が3人います。一人は自分の意識に反応していたのかどうかよく分からないと言っていましたが、他の2人は、やはり自分の意識に反応していると結論しました。特にそのうちの一人は、結果を表にまとめて体系的に実験をし、その結果これは確実に自分の意識に反応しているとしか思えないと言っていました。

2011/4/2修正・加筆
2016/6/29 同じ側のメーターが動き続ける確率を考慮に入れて修正、補筆。


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