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DHCPサーバーの設定

DHCPとは、IPアドレス等のネットワーク設定をサーバーから自動取得する方法です。 私の場合、自宅マシンは固定IPアドレスで、仕事用のノートパソコンを自宅で接続する 際にはDHCPを利用しています。

Slackware では Nシリーズに含まれ、デフォルトでインストールされます。 設定は /etc/dhcp.conf を次の様に編集します。

subnet 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0 {
  range 192.168.0.11 192.168.0.20;
  option domain-name "kita";
  option domain-name-servers 192.168.0.1;
  option subnet-mask 255.255.255.0;
  option broadcast-address 192.168.0.255;
  option routers 192.168.0.1;
  default-lease-time 600;
  max-lease-time 7200;
}
1行目は、使用するサブネットの先頭のアドレス (これをネットワークアドレスと呼ぶ)と、サブネットマスクを指定します。2行目は、 クライアントに割り当てるIPアドレスの範囲です。この例では、192.168.0.11 から 192.16.0.20 までの10個のIPアドレスを割り当てできます。 6行目にある "broadcast-address" というのは、使用するサブネットの一番最後 のIPアドレスを指定します。

設定ファイルを編集したら、/etc/rc.d/rc.inet1 に次の2行を追加します。

/sbin/route add -host 255.255.255.255 dev eth0
/usr/sbin/dhcpd
これでマシン起動時に自動的にDHCPサーバーがスタートします。
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