Otoshibumi Craft Lab 電気の森 The Forest Of Electric + Electronic Technorogy [1999]

電気回路編  第1章 オームの法則 Ver.3.x

A−8. 抵抗とコンダクタンス

Ver.3.0   Last updated : 1999/11/10


[A] 電気抵抗


A8a01

電気抵抗(electric resistance)

 抵抗器の性能をあらわす値として、「電気抵抗、または単に、抵抗」という値を定義する。
電気抵抗とは、抵抗器に電流を流すとき、その電流の流れにくさを示す値である。



A8a02

電気抵抗の量記号

 電気抵抗の量記号にR、または、r、単位記号に[Ω](ohm、オームと読む。)を用いる。



A8a03

電流と電気抵抗の関係

 前節A−7節で述べたオームの法則について考える。[第2公式]として示した式は、次式である。

 (1)式において、起電力Eを一定にし、抵抗Rを変化させたとき、回路に流れる電流がどのように変化するかを確認する。次のことがいえる。

  1.  抵抗が大きくなれば、電流は小さくなり、抵抗が小さくなれば、電流は大きくなる。
  2.  横軸に抵抗を、縦軸に電流ととったグラフを描くと、図.A−8−1のようになる。この図より、「電流は、抵抗に反比例する。」ことがいえる。



図.A−8−1 抵抗と電流の関係の例


[B] コンダクタンス


A8b01

コンダクタンス(conductance)

 抵抗器の性能をあらわすもう一つの値として、「コンダクタンス」という値を定義する。
 コンダクタンスとは、抵抗器に電流を流すとき、その電流の流れやすさを示す値である。



A8b02

コンダクタンスの量記号

 コンダクタンスの量記号にG、または、g、単位記号に[S](siemens、ジーメンスと読む。)を用いる。



A8b03

電流とコンダクタンスの関係

 前節A−7節で述べたオームの法則について考える。[第3公式]として示した式は、次式である。

 (2)式において、起電力Eを一定にし、コンダクタンスGを変化させたとき、回路に流れる電流がどのように変化するかを確認する。次のことがいえる。

  1.  コンダクタンスが大きくなれば、電流も大きくなり、コンダクタンスが小さくなれば、電流も小さくなる。
  2.  横軸にコンダクタンスを、縦軸に電流ととったグラフを描くと、図.A−8−2のようになる。この図より、「電流は、コンダクタンスに比例する。」ことがいえる。





図.A−8−2 コンダクタンスと電流の関係の例


[C] 抵抗とコンダクタンスの関係


A8c01

抵抗とコンダクタンスの関係

 抵抗とコンダクタンスの関係は、次式のように定義されている。

 また、(3)式を変形することによって、次式のようにもあらわすことができる。



[D] 確認実験


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抵抗(コンダクタンス)と電流の関係を求める実験


[Link]   [確認実験] 抵抗(コンダクタンス)と電流の関係

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