イスタンブルの交通

バス路線が複雑と言われたイスタンブルだが、最近路面電車や地下鉄が開通し、大変わかりやすくなってきている。現在のメトロ(地下鉄)を延長し、空港とタクシムを結ぶ工事が行われている。
イスタンブルと郊外を結ぶ道路は、朝と夕方大変渋滞する。同じく電車やフェリーもすし詰め状態になることがある。

 

 

●アタテュルク空港からイスタンブル市内

HAVAS   空港を出るとすぐにHAVAS(ハバシュ)というバスが待っている。  
    国際線空港→国内線空港→アクサライ(降車のみ)→タクシム→国際線空港
(350,000TL 約\280 1997年6月現在)

タクシムのHAVAS乗り場は、広場の北側トルコ航空事務所前(マクドナルド近く)。
数年前まで空港バス乗り場だったシシャネのターミナルは閉鎖されている。
 

●オトガル(長距離バスターミナル)からイスタンブル

メトロ   イスタンブルのはるか西にできた新オトガルからは、メトロで旧市街に近いアクサライへ行ける。切符となるカードは窓口か自動販売機で購入。
     
サービスバス   アジア側からバスで来た場合は、たいていバス会社がサービスでミニバスを用意しているので、それを利用してトプカプタクシムへ行ける。
長距離バスはハレムで降りることも可能なので、そこからフェリーエミノニュへ行ける。

●旧市街

路面電車   坂道が多い旧市街では、エミノニュトプカプを結ぶ路面電車(20,000TL 約16円 1997年6月現在)が便利。
ヴィレット(チケット)売場は各駅の入り口にある。電車内はスリが多いという噂があるので要注意。
     
市内バス   路面電車ができてからスルタン・アフメット地区などを走るバスの本数は減ったが、エミノニュから各方面へと細かく路線が組まれている。
バスのヴィレット(チケット)は、所々の乗り場に販売所があるが、ない場所ではヴィレット売りがやや割高で販売している。
     
ドルムシュ   路線は決まっているが、どこででも乗降できるミニバス。(15,000TL 約\12 1997年6月現在)
料金はドルムシュに乗って行き先を告げてから払う。たいてい運転席の隣に後ろ向きに乗った人が集める。後方の席に座った場合は、前の席の人に手渡しするとリレー式で渡してくれる。

●新市街

路面電車   ティネル駅からイステクラル通りを通ってタクシムまで、アンティーク調の路面電車が走っている。徒歩約20分のこの区間は、土曜日などの込んでいる時間は路面電車でも約10分かかる。(20,000TL 約16円 1997年6月現在)
ホームがあるわけではないので駅がどこかわかりにくいが、途中3カ所に停車する。停車場近くにヴィレット売場がある。
     
テュネル   イステクラル通りとカラキョイ広場(ガラタ橋のたもと)を結ぶ、約2分間だけの地下ケーブルカー。1875年開通。(20,000TL 約16円 1997年6月現在)
窓口でジュトンを買い、昔風の自動改札を抜けて乗る。
     
市内バス   タクシム広場のターミナルからは、旧市街方面、ルメリ・ヒサール方面など、各方面へのバスが出ている。
     
ドルムシュ   旧市街と同じく、どこででも乗降できるミニバスが多数走っている。最近黄色のドルムシュが登場した。