ファイト!さんの雑感シリーズ「雑感8」

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《お知らせ》

このページでは第71回〜第80回を「雑感8」として転載致しました。皆さんが新しい順にご覧いただけるように、新着分が上に来るように致しました。ファイト!さんへの激励、ご感想などはゲストブックにどうぞ!



雑感その80:退職者のタイプ

最近、ファイト!の会社でも辞める人を見かけます。 みんなそれぞれの思いを持っていますので、差し障りのない範囲で タイプ別ご紹介を(あくまでもファイト!の会社のケースです)。

1.Going my way型

この人は、会社で仕事をしていても結構出来る人が多く、能力的に もある程度高い人です。しかしながら、時々自己主張が強すぎて周 囲からの反発を買うこともあります。 このタイプの人は、自分のいる会社の限界を感じて自ら人材会社の 門戸を叩き転職していきます。転職先は外資系が多いのですが、最 近はベンチャーに行くことも多いようです。でも、転職後は苦労さ れているようで、今のところファイト!の知っている人でその後、 バリバリに活躍しているという人の話は聞いていません。

2.自信過剰型

これは若い人に多いようです。入社4〜5年目でまだ経験も浅いが 自称「一流大学」にいた人が、自分の能力を過信して今いる会社よ りネームのある会社への転職を目指すもの。 運良く資格やネームを使って転職するものの、転職後自分の本当の 能力を知ることなり挫折感を味わいます。ここで奮起できるかどう かがその後のカギ。ファイト!の知っている人は再び転職しました が。

3.夢追い型

このタイプは、今働いているのが本来行きたかった会社ではない人 です。俺は公務員になりたかった!という人が入社後もその夢を捨 てきれず、独学で勉強してその夢を実現するもの。入社後1〜2年 の人が多いようです。この人たちはやりたい仕事をしているわけで 給料は低いものの幸せな生活を送っています。

4.リストラ型

これは中高年に多い、いわゆる会社都合で関連会社等に片道出向さ せられるもの。ここでも2つのタイプに分けられ、あとは悠悠自適 に生活したいからと感じて適当に残る時間を過ごす人、第二の職場 で活躍する人の2つ。 最近後者が増加しています。でも、一方で会社が用意したところへ いったものの自分に会わなかったのかすぐに自ら辞表を出した人も います。ファイト!のような若造から見るとなんとも悲哀を感じま す。

4.ウェディング型

これはその名のとおり結婚退職。女性に多いのはおわかりだと思い ますが、最近は男性が多いんですよ。 職場内で相思相愛の仲になり、周りはこれで女性が退職かぁ〜なん て思っていると、男性側が退職。周囲にちょっとした波紋を投げか けます。これは伝統的な日本の会社に多々あることです。 しかし、子供ができると結局女性も退職していきます。そうなると 周りは「いったいなんだったんだ?」となります。

5.資金繰り逼迫型

これは家庭を持ち、住宅ローンもしっかりある人。しかしながら、 最近の給料の相次ぐ引き下げに耐えられず、資金繰りが逼迫。やむ をえず、別の会社へ行く人。この人たちは、決して二度と金融関係 の会社には行かないと決めているのか、メーカーの財務部門等に行 くことが多いようです。

その他いろいろケースはありますが、やはり残された人間は同僚が 退職するのを聞くと、自分を振り返ることが多いようです。かくい うファイト!自身もこれまでの人生を振り返り、MBAという目標 を掲げたわけであり、年齢的なハンディがあるのを知っていながら あえて挑戦するのですから、前述のタイプでいうともうひとつ「怖 いもの知らずのチャレンジ型」とでも言いましょうか(人によって は「無謀」「身のほど知らず」とも言うかも?)。

でも、言えることは各々異なった価値観を持っているわけであり、 周りがなんと言おうと、やはり自分の人生ですから、自分が死ぬ時 になって後悔しない人生を送るのが一番。となると、自分が信じた 道を歩むのが一番でしょう。

Littlebutaさんとそれを見送る同僚の方との違いは、こうした考え を実践するか、しないかの差だと思います。ただ、実践しない人は それなりに自らの考えがあるでしょうし、また家庭の事情もあって 実践できない人かもしれませんから、それはそれでちゃんとした選 択をしているんでしょう。

でも、自分と同じ道を歩んでいる人と一緒にいるよりも、様々なこ とにチャレンジする人と一緒にいるほうが、自分の価値観に刺激を 与えれくれることは確かですね。

そういった意味で、このサイトにいらっしゃる方はファイト!にいい 意味での刺激を与えてくれますね。ファイト!もがんばらなくちゃ!

追伸:
asktakaさんはA型ですか。なるほど。なんとなく分かる気が します。ちなみにファイト!は楽天主義ですから完璧なO型で す。littlebutaさんはファイト!と同じですか、、、。どうり で意見が合うと思ってました。(笑)

(2000年7月2日)




雑感その79:「転職市場・常識のウソ」について

今日の日経に「転職市場・常識のウソ」と題して35歳限界説や 資格至上主義といった「常識」は実際あまり通用しないという説 が紹介されていました。

この中で、採用者側の重視する項目と重視しない項目が各々10 個ほど列挙されていました。

<重視する項目>

1.コミュニケーション能力
2.特化した専門知識
3.新しい技術への対応力
4.自己投資能力(学習意欲)
4.責任感
4.技術分野
7.年齢
8.チャレンジ精神
8.一般的な常識
10.協調性

<重視しない項目>

1.最終学歴(出身学校名)
1.前の会社名
3.専攻学科
4.一芸に秀でていること
5.英語力
6.保有資格
7.転職回数
7.忍耐力
9.同職種であること
10.独創性
10.経験年数

重視しない項目に「一芸に秀でていること」が出ていたり、「忍耐力」 「独創性」が入っているなど、ちょっと意外な結果が出ています。

この調査はリクルートがエンジニアの採用基準を人事担当者にヒアリン グした結果だそうですが。

嫁さんに自己投資能力とチャレンジ精神に関しては合格だなぁ〜なんて 言ったら、「ありすぎるのもよくない!」と一言。う〜ん、予備校への 授業料支払いをどか〜んとしてしまい、今夏クーラーが買えなくなって しまったのをまだ恨んでいるようです。20年前の扇風機で我慢しろ! といいたいところですが、ファイト!は嫁さんには弱い、、、、。

でも、日本の労働市場も徐々に変わってくるんでしょうね。金融業界 でもかなり変わっている会社はありますからね。新生銀行なんて大変 ですよ。行内では書類は英語と日本語が交錯、上司に外人なんてあた り前、その代わり完全な実績主義、総合職・一般職の区別も撤廃、 休みも外国並etc,,,当然人材の出入りは激しくなる。

これがすべていいとは言いませんが、いづれ日本の労働市場も変わる ような気がします。ファイト!の会社も、、、、変わるといいなぁ〜

(2000年6月25日)




雑感その78:固定資産の損失処理義務

いよいよ来ました。 「固定資産の損失処理義務、2002年にも導入」 来るべきものが来たと言う感じですね。昨年末から議論が出てきた と思ったらもう2年後には実施のようです。

バブル期に財テクに失敗、損切りのタイミングを逸し、巨額の含み 損を抱える企業の多くは、不動産の多くを販売用不動産としてでは なく、営業用資産として固定資産に計上しているのが実態です。 会計監査が厳しくなってくると、事務所の看板だけ立てるとか、更 地を営業用車両の駐車場としたりあの手この手で頑張ってきました が、どうやらその努力が報いられるのもあと2年となったようです。

歴史のある企業で、まだ簿価の低い不動産を所有してる企業はいい のですが、平成元年前後の価格で不動産等の資産を所有している企 業担当者には頭の痛い話です。

但し、ファイト!のように金融機関に勤める人間にとってはこれで 実態バランスをいちいち調べなくても済むことになるのでいいかも しれません。

でも、この考え方正しいとお思いですか? 問題もいくつかありそうですね。

理由1:
資産の評価替をする場合、路線価とか公示価格とか使うの     が普通だと思いますが、収益物件などの評価はおそらく収     益査定なんてしないでしょうから、その評価方法をチェック     する必要があります。さらに、鑑定士による外部鑑定。実     はこれもちょっとあやしいことが多いので注意が必要。

理由2:
資産が正当に評価されるのはいいが、つい先日の新聞にあっ     たように、資産が多いことがイコール会社の価値が高いとい     える時代はもう過ぎ去った。楽天みれば理解しやすい。

理由3:
毎年評価するのはいいが、土地価格は毎年変動するので本来     の所有不動産の増減をチェックすることが勘定明細でひとつ     ひとつ物件を前年と比較しなければ困難になる。

でも、ちょっと前までのように含み損をいくら抱えているか分からな い「自称一流企業」の本来の姿が見えるということでは投資家や債権 者サイドからすれば望ましいことなんでしょうね。

う〜ん、個人的に減損処理会計するとファイト!の場合、大幅な損失 計上を余儀なくされるな〜、、、、ということは赤字決算で税金は払 わなくても、、、、なんてことになるといいのになぁ〜

そういえばもうすぐ選挙かぁ〜でも今回はいつもと異なって宣伝カー が少なく、その代わり新聞広告やインターネット上での活動が目につ くと思いませんか?

まあ、だれが首相になるか分かりませんが(まさか今の人が続投?)、 言語明瞭・意味明快な人がいいですね。あとは実行力のある人。 今の政治家には望むのは無理でしょうかね。みんな若いころは血気 盛んだったのに、年をとるに従い庶民の世界とは別世界へ行く人が 多いような気がしますが。

(2000年6月23日)




雑感その77:あさひ銀行の戦線離脱

眠い、、、、最近ようやく勉強のペースもつかめて来ましたが、体力 的にはグロッキー状態です。特に週末は。本業の方も6・12月とい うのは金融機関の人なら理解できるでしょうが、意外と多忙なんです よね。

さて、あさひ銀行が東海・三和グループから離脱しました。スポーツ 新聞などには「離婚」「次の離婚はどこだ?」なんていう見出しが出 ていましたが、同業者の眼から見ればやはりね、というのが実感です。

今日の日経の社説に「何のため、だれのための銀行再編か」という記 事がでていましたが、やはり「顧客の視点」にたった発想が銀行には ないようです。

あさひ・東海連合にあとから入った三和は当初東京三菱との結婚を考 えていたようですが、主導権を握られるのを嫌い、あさひ・東海と結 婚したわけですが、第三者からみればいわば偽装結婚のようなもので 連合入りしたあとの三和の一連の行動を見ていると、連合とは名ばか りで統合後の主導権を握るための独自の動きが目に付きました。

みずほグループの中での醜い主導権争いは、業界内では有名な話です が、住友・さくらの悲哀物語、東京三菱と三菱信託のプライドの張り 合い(なぜ東京海上がグループ入りを拒んでいるか?)などなど、ま さに「何のため、だれのための銀行再編か?」と聞きたくなるような ことが多々聞こえてきます。

結局この業界は、昔とちっとも変わっていないというのがファイト! の持論ですが(といいながら、その中に身をおいているのですが)、 なにかこの慣習を覆すような金融機関は出てくることは期待できない のでしょうか?外圧にいよるショック療法しかないのでしょうか?

所詮金融機関は民間会社ですから、自己の利益を追求すればいいので すが、やはり一定の公共的な側面も必要な気がします。だからこそ、 普通なら倒産している銀行も税金を投入して救済したわけですから、 その意味でもう少し、銀行にはいま一度「何のため、だれのため」と いう原点に立ち返って自らの将来像を描いていほしいものです。

(2000年6月17日)




雑感その76:南北朝鮮の和解に思う

南北朝鮮の歴史的な握手をテレビで見ました。

この直前に金総書記が中国を訪れたのは偶然の一致ではないように 思えます。インターネットなど情報が容易に国境を越えることが可 能となった今、その力を天安門事件でまざまざと見せ付けられた中 国が北朝鮮側に説明し、いつまでも鎖国状態を続けることは不可能 であると言ったのでしょうか?

少なくとも、北朝鮮の実態は経済的にかなり苦しいことは事実のよ うです。このことは崩壊前の旧ソ連の状況になんとなく似ています。

国の力は何によって図ることができるのか? 一昔前までは、核兵器の有無、つまり軍事力に負うところがかなり の部分を占めていたように思えますが、旧ソ連の崩壊・ベルリンの 壁の崩壊でこうした軍事力をベースにした国力が、経済力に変わっ た感があります。しかし、このところのインターネットやIT技術の 発展をみると情報力というものが国力を計る上で重要なポイントに なってきたようです。

情報力とは単にいろいろなインフォメーションがあるということだ けでなく、情報を生み出し、それを加工し、さらに新たな情報を生 みだす。また、そうして増殖していく情報を必要な時に必要なもの だけを瞬時に自ら得ることができ、さらにその情報を瞬時に伝えた い相手に送ることができるもの。(なかなか言葉で言い表すのは難 しいですね)

考えてみれば、南北朝鮮の歴史的な握手の瞬間もリアルタイムで茶 の間でおせんべいをボリボリやりながら見ることができるんですか ら世の中進歩したものですね。

さて、こうした情報力の凄さを北朝鮮の人々が知ることとなった日 にはいったい何が起こるのか?ソフトランディングを期待したいと ころですが、、、、。

(2000年6月14日)




雑感その75:日経の「私の履歴書」

こんばんわ、と深夜のカキコです。 子供もようやく寝つきました。フっー 水虫だと思っていたのに水疱瘡とは、、、、でも上の子供はもう 話ができるのでいいのですが、下はまだマーマーの段階なのでち ょっとかわいそうですね。でも、どうやら峠は越えたようです。 空気感染するそうなのでしばらくは外出禁止ですが。

さて、久々の雑感。

最近日経の「私の履歴書」を読んでいます。今はモトローラの創業者 の息子が創業時の様子から書いています。苦労した子供時代、事業を 何度も失敗した父親、恐慌時代の状況、車のラジオ、トランシーバー の軍への納入等々なかなかおもしろい内容です。

ここに出てくる人物は国内だけでなく、少しでも日本にかかわった人 が出てきて、当時の裏話なんか書いてくれます。つい最近のものでお もしろかったのは、オリエンタルランドの創業者の話。結局大酒飲み のお陰で成功しました、という内容なんですが(笑)。

でも、ここに出てくるとすぐにお亡くなりになることが多々あるのが 少々気になりますが(ちょっと不吉)。Clientの社長の談ですが。 でも、こうした高齢の有名人だけではなく、別の記事では若い人の 人生論なんかもあります。先日までユニクロの創業者の話も日経の 夕刊に連載されていましたよね。あれなんかも「私の履歴書」に似 てますが。

こうした人の伝記的物語はいい勉強の材料です。だいたい、ここに 出てくる人は通常の常識人とはちょっと異なる人が多いですし、い い意味で刺激になりますからね。仕事上でも話のネタにはもってこ いです。

ファイト!も新聞にこうした自分の伝記がでるようになれば大した ものですが、夢のまた夢ですか。

おっともうこんな時間です。明日からまた忙しい日が始まります。 がんばらなくっちゃ!

(2000年6月12日)




雑感その74:“新生”銀行の行方

気が付いたらもう6月なんですね。先月は忙しかったせいか随分と 時間が経つのが早かった気がします。

>れなBieさん

日本のソフト開発の件。ファイト!はソフト開発とは無縁の世界で 仕事をしていますが、あるソフト会社の人に聞いたことがあります。 「インド人が欧米のソフト開発に不可欠な存在となった理由は、理数 系の教育に国が力を入れていること、賃金が安いこと、英語が話せる ことの3点があげられる」とのことでした。

これに加え、欧米的な応用力、創造力が加味され独創的なソフト開発 を行っているようです。マイクロソフト・マックなどはいい例でしょ う。日本のソフトでは、やはりこの点で一歩及ばずの感があるのでは ないでしょうか? といいつつも、日本でもベンチャー企業などから次々と新しいソフト 技術が生み出されています。iモードなんていい例ですよね。 (そういえば先週の「財界」にインド人のソフト開発に関する記事が 出ていたようですが、、、、読もうと思って結局読めなかったのです が読まれましたか?)

さて、今日の雑感。

長銀が新生銀行として再出発します。個人顧客の開拓に相当の力を入 れているようです。新聞にはキャッシュバックのあるポイント制を導 入するとか。役員も半分が外国人でかなりアグレッシブに活躍してい るようです。 一方で、そごう問題など国内の事業法人にはちょっと頼りない銀行と いうイメージを植え付けてしまったようですね。

さて、日債銀も優先交渉権が一旦消滅したと思ったらどうやらソフト バンク連合に決まるようです。日債銀にいる知人に聞くと、銀行内で 次の戦略を行員が中心となって日夜議論しているとのことでした。

長銀は投信を中心としたリテールと投資銀行、日債銀は債券販売で得 た地方銀行ネットワークを利用したホールセールと投資銀行が目指す ところのようです。

どちらの銀行も我々の税金が各々3兆円以上もつぎ込まれているわけ であり、ファイト!の税金の一部も入っているとなると、どうしても 気になります。それに同じ金融機関ですからね。

長銀に関しては、リップルウッドへの譲渡が決まってから少し音沙汰 がなかったのですが、新生銀行と名称変更する時期が近づくにつれ、 先に書いたポイント制など斬新なアイデアが聞かれるようになってき ました。

日債銀についても、ソフトバンクが株主ということもあり、こちらも 当面いろいろなアイデアが出てきて新聞紙上をにぎわすことが予想さ れます。

でも、両行とも以前のように自らの保身を図るために銀行業を営むと いう姿勢はあらため、本来の意味での、つまり顧客重視のサービスを 念頭においた銀行となってもらいたいものです。

顧客の望むのは何かを見つめなおすこと、これが再スタートを切る上 でのキーポイントのような気がします。

他の金融機関にも当然ながら共通することですが、、、。ファイト!の 会社も、、、、なかなか難しいかな、、、、。

長銀は明日でしたっけ、、、新生銀行。なにかいろいろ斬新なアイデア が発表されるんでしょうかね。 日債銀は、どんな名前になるんだろうか?ベンチャー銀行かな?

(2000年6月4日)




雑感その73:定年に思う

>DRHelioさん
長い間お疲れ様でした。39年間ですか。 ファイト!はあとン十年ありますね。このことは今日の雑感に。

>-)さん、れいさん
ファイト!の顔を見たい・・・そうですねキムタクのような・・・ なんて言ってみたいのですが、嫁さんに白い目で見られるようなので 止めておきます(言ってるじゃないか!)。ファイト!が希望どおり MBA合格したらファイト!の秘密を明かす会でもしましょうかね・・ (笑)

さて、今日の雑感。「定年」

定年ということがどういうことなのか、ファイト!は経験したこと がないのではっきりとは分かりません。そこで父の話。

ファイト!の父は当然ながらもう何年か前に定年したのですが、い ろいろ会社に勤めているころは苦労したようです。大学を出ていな かった父は、それでもかなり一生懸命努力し役員一歩手前までいき ました。

そういえば、ファイト!は土日にも父と一緒に遊んだ記憶があまり ありません。いつも取引先との接待ゴルフでいなかったですからね。 でも、一緒に遊んでもらえなかったことを今は恨むことはありません。 父の背中に学ぶことが多かったからでしょうか。

そういえば、父の定年時には何もしてやれなかったですね。すでに 東京に出てきていましたし、母から電話で定年したことを知らされ ただけでしたから。あの時なにかしてやればよかったかなとちょっ と後悔しています。

その後、父は会社の紹介してくれた仕事を蹴り、老齢者のための大学 に通い始めました。といっても経済学とかではなく、造園とかワープ ロとかを教えている老齢者のための大学ですが。本人は人気があって なかなか入れないんだと自慢気に話していましたが。口には出しませ んでしたが、この父の前向きな姿勢にはいつも感心させられます。

大学は2年で終わりましたが、最近再度入学したそうです。地域の自治 会の会長も引き受けたようで、上場企業の役員とかしか入れないという ライオンズクラブにも入ったとか・・・・ここまで来ると感心すると いうよりもあきれてしまいますが。

人によって定年というのは今までの自分の歩みを振り返る時であると ともに、人生の再スタートを切る時なんですね。孫と一緒に遊ぶこと を生きがいにする人もいれば、今までできなかった地域活動に精を出 す人、会社に残って働く人、一人で海外へバイク旅行する人等々。

こうして考えると、今のファイト!程度の年齢の人間からは定年と いうとなんとなく暗いイメージがあるようなんですが、意外とおも しろい、やりようによっては今まで生きてきた人生の倍以上楽しめ るものになるチャンスを秘めているものなんでしょうね。

そういえば、たまにあう父の元気そうな姿を見ていると、会社勤めの ときより生き生きしているような感じがします。

DRHelioさんのコメントを読んでつい思ったことを書いてしまいまし た。でも、39年間か。本当にご苦労さまでした。ぜひこのサイトで 豊富なご経験からのコメントをいただければと思います。

(2000年5月27日)




雑感その72:インド経済とインド人の能力

もう週末です。最近はなんだか時間が経つのが早い気がします。年齢 的なものなのかなぁ〜。小さいころは早く大人にないたいといつも思 っていましたが、さすががにこの年齢になると子供に戻りたい気がし てきます。

さて、今日の雑感。

インド経済が好調なようです。インド人の得意とするIT関連の企業 が好調なのと、技術者の賃金上昇に伴う消費アップなどが主因のよう です。

アメリカのIT業界を陰で支えているのはインド人だとよく言われて いますね。以前出ていた日経の記事でインドには約200の技術系大 学があり、毎年73千〜85千人の技術者が輩出されているという実 状が紹介されていました。

英語ができてコンピューターに強い技術者。まさに今の時代に必須な 能力を兼ね備えた人材育成を国家規模で後押ししているのが奏効して いるようです。

日本では、意外とインド人の技術者というのは聞かないのですが、ア メリカでは特にソフト開発ではインド人なしには考えられないようで すね。アメリカとインドの時差を利用して24時間のフル稼働のソフト 開発ができるなどの地の利もあるようです。

そういえば、旧長銀、今度の新生銀行のシステム関連の責任者は八城 氏が連れてきたインド人でしたよね(確か・・・)。

日本も数学的能力に関しては、決してインド人には負けないと思うの ですが、どうもソフト開発という分野では一歩及ばない感はぬぐえな いような印象を持ちます。

でも、ハードを作ることは得意な日本人とソフト作りの得意なインド 人が手を組むとなんかすごいものができそうな気がしますが。こんな 発想でなにか新事業する人が出てきても面白い気がします。でも、今 のところ日本のメーカー等はあくまでも自分達の手でという意識が強 く、なかなか人種にこだわらずベストな人間をそろえるという考えは 出てこないようですね。やはり言葉の問題が大きいんでしょうね。

あ〜あ、ファイト!も英語の勉強しよっと。

(2000年5月26日)




雑感その71:ベンチャーの成功要因

最近休みがないので少々グロッキー気味ですが、あまりご無沙汰もで きませんから、、、、。

久々の雑感。 先日の新聞に次のような記事が出ていました。

「英ネット企業、資金底つく」
「4社に1社、半年以内に−有力会計事務所が試算」

英市場に上場するインターネット関連企業を調査したPWCが発表 したものです。

「littlebutaさん」のコメントにもありましたが、なんかインター ネット系ベンチャー企業の雲行きが怪しくなってきましたね。 正確に言えば、ベンチャーでも勝ち組と負け組がはっきりしてきた というところでしょうか。

ベンチャーに対してはやはり周りの加熱気味な雰囲気に惑わされず 冷静な目で見る必要がありますよね。

ベンチャーで大切なものは何か?金融機関にいるファイト!が思うに とりあえず次の5つぐらいが頭に浮かんできます。

1.経営者のリーダーシップ
2.財務担当者の能力(財務・経理知識、金融機関との折衝能力等)
3.従業員の質
4.確かな技術力と絶え間ない研究開発
5.適切な情報開示

1はいつもasktakaさんがご指摘しているとおり。2は当然の話で すが、意外とベンチャーには有能な財務担当者って少ないんですよ ね。まあ、ソフトバンクのように野村證券から人材をとっている場 合などは別ですが、大抵は有能な人材を採用するゆとりがないので 社長が財務・経理も見ている場合が多いですね。3は従業員教育と でもいいましょうか。これがなっていないと、社長が一人二役をす る羽目になります。

それから、4は商売をする以上、物を売ったり、サービス を提供したりするわけで、ほかと同じことをしていては儲けは期待 できません。やはりほかより優れた技術力・ノウハウを持っている、 さらに常にそれらを向上させる努力をしているベンチャーは強いで すね。最後の情報開示は、会社が何をしているのか、何をし ようとしているのかを投資家・金融機関に言えないところは市場の 原理によって排除されます。

こんなことを考えながら、ファイト!のClientでベンチャー企業と 呼ばれて生き残っている会社を思い浮かべると、これらのことはす べてクリアーされているんですよね。

やはり事業内容はどんなものであれ、ベースとなるものは普遍的な ものなんだと実感しますね。でも、普遍的なものではありますが、 それらを習得することは一朝一夕にはできないものなんですよね。


(2000年5月21日)


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