ファイト!さんの雑感シリーズ「雑感4」

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《お知らせ》

このページでは第31回〜第40回を「雑感4」として転載致しました。皆さんが新しい順にご覧いただけるように、新着分が上に来るように致しました。ファイト!さんへの激励、ご感想などはゲストブックにどうぞ!



雑感その40:経済学が社会を救う?

>asktakaさん

asktakaさんにもブラックボックスがあるんですね。政治はスキでは ないのですが、大学時代に某有名教授(現在T大教授)の授業を聴い ことがあり、そこでパワーゲームなる言葉を聞き感心を持つようにな った経緯があります。最近はとんとご無沙汰ですが。 日経ビジネス読み損ねてしまいました。近々雑感に感想を書きます。

さて、記念すべき「雑感その40」の話題は、、、、「経済学」 (asktakaさんの得意分野ですね)。 日経の「経済学教室」に日本で経済学部の人気が低下現象にあるこ とを懸念する記事が出ていましたね。東京大学の先生が寄稿したも のです。

1.企業や官庁などでは、経済学的な思考が求められることが多く、   経済学の有効性は高い。

2.合理的に行動する日本人は外国人と変わらないが、その合理性   を磨くべく経済学が重宝されていないのは官僚任せの経済運営   に対して、当局の説明責任と国民の経済への理解力不足が原因   である。

3.よって、日本人はもっと経済学の素養を身に付ける必要がある。

確かに欧米での経済学者の地位は高いと思うことが多いです。ノー ベル経済学賞はほとんど欧米勢によって独占され、日本で流行する 経済学書の多くは外国の翻訳本ですからね。それに外国の金融機関 のアナリストの多くは博士号まで持っている人々です。

この寄稿の中の「日本では経済学の基本的な仮定である合理性がな じまないという誤った認識がある」という指摘にはなるほどと思い ます。逆に不合理とも思える接待・官僚の省益優先・受験英語の勉 強などがレントシーキング(私益追及)という合理的な行動に基づ いているなんて理論は、恥ずかしながら経済学部出身のファイト! は初めて耳にした考え方です。でも、言われてみれば納得できます。

でも、こうした非効率的な行動ももう少し経済学を勉強すれば、ど んな制度上の変更が必要なのかも明らかになるという考え方はファ イト!にはおもしろい意見だなぁ〜という印象です。

記事では、日本の経済官庁や日銀に経済博士をあまり有しない弊 害が指摘されています。

1.リサーチ力の質と量が米国に比べ格段に劣る。
2.従って経済外交で不利な立場を強いられる。
3.また、誤りの多い経済政策を行う可能性がある。

この中で2の経済外交の稚拙さは、今までも随分と指摘されていま すが、日本人の気質をその根拠とするものが多かった感じです。経 済博士がスタッフにいないことにその原因を求めるあたりはさすが に大学の教授の言葉ですよね。でも、なんとなく理解できます。

経済学って大学で学んだときは、あまりおもしろくないなぁ〜と感 じていたんですが、実社会にはいって世の中の経済的動きが、確か に経済学で学んだ理論で説明できることが多いことに気が付きまし た。最も基本的な需要と供給の問題。これなんか、「需要と供給」 なんて難しい言葉を使うからいけないんですが、例えば冷害で米が 取れなくなったから米の値段が今年は上がるとか、簡単な例で説明 できるし、多少の勉強をした人ならこれは当然のことと受け止めま すよね。でも、こうした人は経済のイロハを学んだ人なんですよね。

こう考えると、経済学は法律とともに日ごろの人々の生活のベース となる学問なんですよね。

記事の最後は次の言葉で結ばれています。

「これからは日本も民主国家として、政策担当者に説明責任が求め られる。民主社会の市民である我々も、政策担当者をより厳しく監 視するために、経済学の素養を持つことが重要になるのではないか。」

なるほど、ごもっともな意見です。金融マンでありながら、経済オン チのファイト!には耳の痛い言葉ですね。

(2000年3月31日)




雑感その39:ロシアの大統領

>asktakaさん 今日の話題に関するコメントは、明日にでも日経ビジネスを読んで からすることにします。なかなか面白そうな話題ですからね。

今日はロシア。エリツェン氏に代わり次期大統領の座を射止めたプ ーチン氏の話題が新聞の国際面を賑わせています。 だいだいどの記事も同じようなことが書いてありますが、要約する とこんな人物像が見えてくる感じです。

1.強いロシア復活を目指している。
2.外資取り入れに積極的である。

1については、あのベルリンの壁崩壊以降のロシアの国内事情を 勘案すれば、プーチン氏のようなある意味で強国ロシアをスロー ガンに掲げる人物の人気がでるのも理解できますね。でも、同氏 の掲げる「強い」というのは何も軍備拡張ではないようですね。 どうも、社会秩序を「法の独裁」により回復することを目指して いる様子です。

あのチェチェンへの軍事行動でも、ある意味で同氏の考える社会 秩序の回復のために断固たる姿勢を示したもので、決して軍拡が 目的ではなかったような印象があります(軍事行動自体が良いか 悪いかの判断はファイト!には分かりませんが、、、)。

エリツェン氏はどちらかというと独裁的なイメージがありました が、プーチン氏は法律システムの整備を通して社会秩序を回復、 強いロシアの基盤を作ろうと考えているようですね。そういった 意味では法治国家を尊重している感じです(今までも形式上は法 治国家でしたが)。 でも、テレビでみると結構頑固な親父的イメージが漂っていますね。

2については、さすが優秀な人物だけあって現実派だという印象 です。ロシアとの取引を行っているClientがいますが、正直いっ て結構ボロイ商売をしています。まあ、これには多くの方が疑問 を抱くでしょうが。不安定な政治、法律や金融の未整備、硬直的 な官僚組織、マフィアの存在。こんなこともあり、ロシアへの直 接投資はさほど伸びていませんが、でも中にはしっかり儲けてい る人たちが大勢いることも事実なんですよね。

プーチン氏は自身もKGB時代に西側にいたこともあり、ビジネ スには明るい印象がもたれています。こうなると逆にファイト! のClientなんかはやりにくくなるんですが、、、、。 でも、人口1億4千万人、世界の1/4を占める天然ガス埋蔵量、そ して石油。中国人気も一服の感がありますから、これからはロシ アの時代ですかね。

なんでもあの孫氏がロシアと接触しているとのこと。ロシアでの インターネットを核としたインフラ権益獲得に動いているのかな? さすがに時代の先を読むのが上手いですね。ファイト!も一度で いいからモスクワに行ってみたいなぁ〜。 もちろん夏に(冬は絶対に行きたくない、、、、)。

(2000年3月30日)




雑感その38:春眠暁を覚えず?

>asktakaさん 「予算がない間は、、、」というより「予算はない」というのが 実情です(笑)。そういえば、先日別のコンサルタントと話をし ていてコンサルタントの料金について聞きました。シニアクラス で8万円/時間以上とその人は言っていましたが、いい商売です ね。ファイト!もコンサルを目指そうかなぁ〜。でも、その人曰 く、シニアクラスになると営業とかも必要であるし、実際にお金 になる実働時間はすくないからこれが高いとはいえない。それに コンサルはきつい仕事なので50歳を越えたら一線で働くのは難 しいと言っていました。世の中そんなに甘くないですねぇ〜。

さて、今日の雑感。 「春眠暁を覚えず」なんて文学的な言葉から始まるとファイト! も少しは教養があることがお分かりになっていただける、、、、 かな?(笑) 今日の「春秋」コラムに睡眠のことが書いてありました。睡眠と 経済。なんの因果関係もないこの二つのことが実は大いに関係が あるそうな。

まず、幼稚園や小学校低学年の子供達が夜更かし病になっている 傾向が強いことが紹介されていました。。理由は、インターネッ トにはまっているお父さん(ドキッ!)の横で子供達が夜遅くま でテレビゲームとか。

夜更かしが習慣化すると、睡眠と覚醒のリズムが崩れ、夜は眠れ ず昼はボーっとしていて、学校や職場に適応できない睡眠障害に 陥りやすいらしいです。

そういえば、ファイト!も夜遅くまで起きていることがあります が、会社でボーっとして頭が働かないこともたまにあるなぁ〜 (本当に「たまに」ですよ!、、、、「ときどき」かな?)。 コラムの最後の方では「寝不足や睡眠障害が原因の事故による損失は、世界で年間80兆円にも及ぶという」なんていうことが紹 介されていました。

80兆円、、、、どうやって計算したんだ?なんてことはさてお き、すごい金額ですね。 ファイト!が寝不足にによって会社にもたらす損失、、、いくら かなぁ〜。昔、新人のころの初月給をもらったときに、4月の出 勤日数は○○日、1日8時間働くと合計で1ヶ月××分となる。も らった給料をこの1ヶ月あたりの稼動分数で割ると1分間あたり の給料が出てきてその金額で友人とギャグを言い合っていたのが 懐かしく思い出されます(確か16〜18円/分ぐらいだったかな? トイレに行って5〜6分頑張ればジュース1本分だ、なんていうく だらないギャグでしたね)。

まあ、ファイト!のことはさておき、コラムの最後。「快眠は経 済効果も高い」

確かにそうですよね。 寝不足で頑張っても明日の日中に眠くなって日ごろの成果が出せ ないから今日は寝よう、ということは誰でも一度は思ったことが あることでしょう。まあ、ファイト!の場合はあまりにもあきら めが早いということも言えましたが。

考えてみれば人間は生きている間の1/3は寝ているんですよね。と いうことは実際自分が意識して活動できる時間は1/3。赤ん坊とか の時代には意識もなにもないからさらにこの活動時間は小さくな っていきます。

だからといって睡眠時間を減らすことは、活動時の効率悪化を招 くことになる。バランスが難しいですね。でも、年齢によっても 当然このバランスは変わりますし、人それぞれですからね。 結局、人間が本当に何かに打ち込んで頑張れる時間というのは生 きている間のほんのわずかしかないんですね。そう考えると、 いまこの瞬間が非常に大切に思えてきますね。

ファイト!も真面目にがんばろっと!でも、いくら睡眠をとっても 睡眠不足時とあまり変わらないといわれているファイト!には無理 かなぁ〜

(以下は、冒頭のファイト!さんの書き込みに対するasktakaの返信です)

◆ファイト!さん

>コンサルはきつい仕事なので50歳を越えたら一線で働くのは難 >しいと言っていました。

コンサル50歳限界説は、以前もこの欄で話題になりましたが、実は Minaさんの前の会社の先輩で私も面識がある人が書いた本に由来しま す(12月10日付今日の話題“コンサル本と内輪話”を参照)。

50になっても若い時と同様にリサーチや膨大なデータの分析をする とすれば、やはりしんどいかもしれませんが、役割が違いますからね。 何を一線というのかは知りませんが、ある程度の年輪を経なけれ ば出来ない仕事もあるわけです。トップや役員の相談相手、トレーニ ング、幹部育成は若手には無理でしょう。それから戦略的方向付けや 中期計画策定と推進、社内の改革など、意思決定をして実行に移すに は分析するだけでは駄目で、結構腹が座っていなければできませんか らね。まあ、詳しくは上述した話題をご一読ください。

(2000年3月29日)




雑感その37:「個」を生かした組織

シノバス・ファイナンシャル。初めて聞きました。 アメリカの金融持ち株会社だけど、今年2月に39番目の銀行を設立。 37歳の一従業員が突然指名がかかり、「ネットを使って新しい銀行 を始めたい。何をやるかは君が決めてくれ」とのなんとも乱暴な言 葉を上司から受けてわずか半年でチームを自ら作り、新婚向けの新 銀行を立ち上げたとか。会社の長期的ビジョンから踏み出さないよ うに助言役が一人つくだけであとは自由に企画可能。

まさに「個」を生かした組織。その分、常に市場原理にさらされる という厳しさはあるようですが。でも、ピラミッド型の組織からフ ラットな組織への変革が進んでいる現在では、こうした厳しさも会 社にとっては必要だし、この厳しさに挑戦する気持ちも「個」は持 たなければならないと思います。

でも、この厳しさって並大抵じゃないですね。 実はファイト!も従来の仕事をしながら新規事業にかかわる企画書 を作れと言われて少々戸惑っている状況です。 今の仕事から離れて専念できればいいのですが、さすがは日本の会 社。そこまで考えてはくれません。コンサルタントが行うような手 順、つまり市場調査とかも全部今の仕事をしながらやれというもの。 言ってくれたのは光栄だが、ちょっとは配慮が欲しい感じ。だいた い今の安月給ではペイしないし、、、、(ブツブツ、、、)。

でも、基本路線さえ押さえていれば好きなことを提案してくれて OKと言ってくれているし、せっかくの機会ですから、何か考え たいと思っていますが。う〜ん、でもいざやるとなると何から手 をつけたらよいのか?こういうときは、コンサルタントに手順を 教わるのが1stステップでしょうかね。(笑)

さて、話は戻ってシノバス・ファイナンシャルの話。この話もや はり有能な「個」が存在して、その「個」の持つポテンシャルを 引き出すよう企業側がサポートしたり、「個」に機会を与えるこ とを積極的にやっているからできることでしょう。こう考えると ファイト!のいる会社は、いままでの会社の方向性を自分の手で 変えられる絶好のチャンスかもしれませんね。

どこまでできるか分かりませんが、たまにはちゃんと仕事をしな いとファイト!も食っていけませんから頑張ります!

(2000年3月28日)




雑感その36:銀行再編

日本の銀行も昔は大手だけで20行近くあったのが、いまは実質 4つになってしまいましてね。大変な時代です。

イギリスの大手銀行の話。 イギリスの大手銀行は消費者や中小企業から年間最大8,500 億円もの超過利潤を得ている、という話(ファイト!にはなんと も羨ましい話)。

で、その主な理由は以下のとおり。

1.イギリスの4大銀行が個人口座の7割、小企業向け取引の8   割を抑え、競争原理が働かない。

2.個人などは割高な貸出金利と割安な預金金利を適用されてい   る。

3.ATMなどの手数料も割高である。

公的金融のシェアが低く、金融システムの健全性を保つ目的で、 大手行が当局と親密な関係を維持してきた歴史的要因が大きい ことが根本にあるようです。前者は異なりますが、後者の理由 は日本とそっくりですね。

ビッグパンを経験して日本より10年は進んでいると思っていた 世界3大金融センターを有するイギリスでこんなことが話題にな るなんてちょっと意外でした。

あと10年もすれば日本もイギリスの後を追う形になるのでしょ うかね。う〜ん、可能性はあるかもしれませんが、ちょっと無理 かも。

なぜなら、日本は4大グループに金融業界が分かれていっても、 郵便局をはじめとする公的金融機関の存在がありますからね。 これらが民営化されれば別ですが。この話は政治の世界がから んできますからね。

しかし、あの電電公社の現在の姿を見れば夢物語ではありません ね。

製紙業界も再編が進んでいます。GEの元会長が「業界で1・2 番になれない分野には手を出さない」なんて言っていたことの応 用みたいなものですが、こうした現実を目の当たりにするとこの 言葉にも一層重みが出てきますね。

今後は銀行の再編にあわせた各業界内の合併などがどんどん出て くるんでしょうね。でも、どうもその中身を見ていると、まだま だ旧来的な考え方、つまり横を見ながら的発想が残っているよう ですし、国内でしかものを考えていない感じです。

海外のように国境を越えた巨大M&Aを日本の企業がどか〜んと やってみるのもおもしろいのに。人材・ノウハウがないですかね。 JTのナビスコ買収、、、、あれ成功といえるのかな?なんか、 いつも日本は高い買い物ばかりしているような。地所のロックフ ェラービルの買い物も随分と高い買い物でしたからね。やはり、 日本人は買い物はスキだけど、買い物上手ではないという国民性 を持っているんではないでしょうかね(おっ〜、新しい見方だ!)。

まあ、各業界がスリムになっていくのはいいのですが、やはり お客、つまり消費者のためを考えたスリム化をしていってほしい ですね。でも、人間欲がありますから、寡占状態になると談合で 利益をあげたくなるんですよね。また「談合体質」という死語が 復活しなければいいのですが。

なんかまとまりのない話でした、、、でも「雑感」だからいいか。

(2000年3月27日)




雑感その35:エンターテインメント!

いよいよアカデミー賞授賞式です。今年はどの映画が栄冠を勝ち取る のか。ファイト!は、正直あまり授賞式自体には興味がなく、アカデ ミー賞受賞作品をレンタルビデオ屋さんで借りて見るのがスキです。 やはり、「アカデミー賞受賞作品」と書いてあると見てみたくなりま すからね。昨年の作品賞を受賞した「恋に落ちたシェイクスピア」も なかなか面白かったですね。ロミオとジュリエットをもじった感じの 内容で、原作を勉強した人には、随所に有名な台詞が出てきておもし ろかったようですね。ファイト!は残念ながらシェイクスピアとは縁 がなかったのですが、それでも楽しめました。

でも、このアカデミー賞授賞式ですが、本家のアメリカでは一大イベ ントのようですね。週末の新聞には、2008年までの放映権を持っ ているABCの放映権料は式の経費10百万米ドル込みでなんと1回 あたり37百万米ドル(日本円で約37億円!)。ケーブルなどの普 及率が高く、番組数も多いアメリカで視聴率は30%超!広告収入は 70百万米ドル以上(同約70億円)という記事が出ていました(と いうことは、ABCの粗利は33億円!?ボロもうけじゃない!?)

また、千人の出席者が席をはずすと、即礼服姿のアルバイトがすかさ ず座ってテレビカメラに空席が写らないようにするという徹底振り。 日本でいう紅白歌合戦みたいなものなのでしょうかね。

でも、つい先日このオスカー像の盗難事件がありましたが、あの像の 原価って1体300米ドルとか。でも、受賞者の名前が刻まれると、 これが1.5百万米ドル以上の価値がでるそうな、、、、。 でも、発見した人には何万米ドルかの懸賞金がでたことを考えれば、 あの像を盗んだ人はもしかして受賞作品の結果を既に知っているの かな?だって、像には名前が刻まれていたはずですよね????

アメリカのエンターテイメントってまさにひとつの産業を形成してい ますね。以前日本のコマ−シャルであのシュワちゃんが純アメリカ製 の輸出品は映画だ!なんていうことを言っていましたが、まさにその とおりですね。

こんなことを考えると、日本の漫画とアメリカの映画。なんかどこが 違うんだろうなんて思うのですが。電車の中で漫画本を読んでいると あまり好ましくないと言う人も、電車の中で携帯DVDで映画を見て いる人がいたらどう思うのかなぁ〜なんて思います。ちょっと、飛躍 しすぎですかね。

ファイト!は漫画もゲームも立派な日本のエンターテイメントだ!と 堂々といえるんじゃないかなと思うのですが。こればっかりは、人に よって考え方が違いますから議論すれば延々と続くものでしょうね。

まあ、ファイト!も学生のころは漫画を読みましたが、最近はめっき り遠ざかっています。それよりも今はテレビの仮面ライダーフーガと か、ポケモンに注目しています。なぜか?子供との円滑な関係維持に はこの知識は今のパパには必須科目なんですよね。なんか、勉強する ことが山ほどあって大変だぁ〜

(2000年3月26日)




雑感その34:日本人の英語力

>水川さん

若いっていいですね。何事にも果敢に挑戦していく姿勢には 教えられるものが多いですね。 ファイト!もネタ切れになると新聞記事とかから題材を拾っ てきます。これをどう自分なりに理解するかを文章にしてい きます。これって結構いい勉強になりますよ。また、いろい ろな知識も蓄えられますからね。

さて、今日の雑感。日本人の英語力。 巷では英会話スクールが氾濫し、新聞には英会話教材の広告 が掲載されない日はないというぐらいです。また、図書館に いっても若い人がTOEICやTOEFLを勉強している姿をよく見か けます。

でも、日本人の英語力ってあまり伸びていないようですね。 一部の帰国子女の人たちがマスコミに出たりして流暢な英語 をしゃべっているのを聞くとすごいなぁ〜と思うのですが、 現実問題としてファイト!の周りを見ても、外国人と対等に 会話ができる人はほとんどいません(少なくともファイト! の会社では)。

学校でも小学生から英会話を始めたり、中学生も今までの 文法中心の受験英語からリスニングや会話重視になってきて いますが、いまのところあまり効果は出てきていない感じで す。

英語の上達方法は?とよく聞かれます。ファイト!はいつも 「英語は度胸だ!」と答えています。 街角で道に迷った風の外国人に進んで声をかけられますか? その時、まっすぐ相手の目を見て笑顔で話ができますか? あるいは、会社のエレベーター内で一緒になった外国人に ちょっと気の利いたことを話し掛けられますか?

大抵の日本人はこういったケースでどう対応するかはまるで マニュアルのごとく教えられています。でも、ほとんどの人 は声をかけることすら避けているようです。また、声をかけ ても緊張して顔が引きつっています。

国際ビジネス界で活躍している日本人の多くの方が話す英語 って意外とめちゃくちゃなものが多いですよね。でも、ちゃ んとコミュニケーションできています。この人たちは、物怖 じせずに、バッドイングリッシュでも堂々と話をしています。 これは、別にコツというよりも度胸の問題。羞恥心を捨て去 ること。普通の日本人がネイティブのようになれる訳がない、 と開き直ってみることです。だいたい、世界で話される英語 のほとんどはバッドイングリッシュです。インド人・中国人・ 韓国人・アフリカ人etc,,,

でも、最近この度胸だけでは英語は上手にならないと感じて います。あと必要なのは何か? これは自分の意見を持つことだと思います。いくら外国人と 度胸だけで話をしても、会話が続かないことってありません か?「What do you think?」という質問に対して自分 なりの考えを言えない人、つまり自分の意見を持っていない 人は答えられないんですよね。こうなるとそこで会話は止ま ってしまいます。

「I think 〜」と続けられれば、相手はそれに対してさら に賛成意見や反対意見を言ってくれますし、会話にも弾みが つくものです。 どんな話題でも、即座に自分の意見を言えるようになること、 これは英語に限らずどんな場合でも結構重要です。ファイト! はこんなことも考えながら日々カキコに精を出しています。

でも、ファイト!の英語はバッドイングリッシュの前の段階 かもしれないなぁ〜(^^;

(2000年3月25日)




雑感その33:社内コンシェルジェなど

あれ?あれ?昨夜「雑感その33」と題して日本人の英語力に関して 書いたんですが消えてますね。なんかミスったかな〜????

まあいいや。あまり大したこと書いてないので、、、「投稿」を押さ なかったのかな?でも、入っていたよなぁ〜不思議、、、

さて今日の雑感。最近の日経の一面に「2000年地球人は」と題し おもしろい記事が連載されていますね。今日は「社内コンシェルジェ」 と題してプルデンシャルで導入されている社員専用の「よろずサービ ス係」が紹介されていました。要するに、会社内での私用は禁止という のが一般的な常識なんですが、実際には完全に無くすのは無理。という 訳で、発想を転換して社員の私用の面倒を見る専門の人を置いていると いうもの。

この人を「コンシェルジェ」と呼んでいるらしいんですね。いい発想で すね。ファイト!も業務中に私用をすることはあります(あまり大きな 声ではいえませんが)。郵便局に行くとか、誕生日プレゼントを買いに 行くとか。

記事では、1時間100ドル稼ぐ人が私用で1時間席をはずすよりも、 時給50ドルのコンシェルジェを雇う方が会社にとってはいいとあり ます。社員はホテルのお客と同じという発想。 なるほど、アメリカらしい考え方ですよね。

記事では続いて、会社にとって社員は「労働力=コスト」と思われて いましたが、アメリカでは単純な人員削減が競争力をもたらす時代は 終わり、これからは高い付加価値を生む個人をいかに確保し、活用す るかが勝敗を分ける時代になってきたとあります。

確かにそうですよね。でも、日本ではまだまだリストラ=人員削減= 会社の体質強化といった図式が常識みたいに考えられています。その 常識の陰で優秀な人材が流出しているのに会社は気が付いていながら 何もできない、というのが今の日本の会社の実態でしょうか。

ファイト!の会社の悪口はあまり言いたくないのですが、社員の能力 開発で典型的な例を。

ファイト!の会社には、資格奨励制度があります。弁護士や会計士の 資格をとると奨励金が出ます。でも、不思議なのはUSCPAに関し ては何もないこと。この資格奨励制度の対象となる資格はファイト! が会社に入ってからずっとかわっていません。その間に弁護士や公認 会計士の資格をとった人はゼロ。意味ないですよね。USCPAを 取りました!といっても奨励資格に入ってないから×。でも、仕事 ではかなりこの資格生かしているんですがといっても×。 ファイト!の会社はまだまだ「社員は付加価値を生み出す大切な資産」 という考え方はないようですね。

でも、10年後・20年後も「いい会社」であるためには何が一番大切 なのか、ファイト!にはなにか少しずつ見えてきた感じです。これ をファイト!の会社内で啓蒙できたらいいなぁ〜と思う今日この頃 です。

(2000年3月24日)




雑感その32:銀行の変化

お久しぶりです。といっても連休だけでしたが。 漫画で盛り上がっていますね。ファイト!まで漫画のトピックでは バラエティ−に欠けますので硬派路線(?)に、、、、

インターネットに関して日経に面白い記事がありましたね。 アメリカのアイドライブ・ドットコムという会社。なんでも、 通常個人がフロッピィーやハードディスクに記録するデータ を個人にかわって保管するという、いわばネット倉庫会社を 手がけているとのこと。おもしろいアイデアですね。ファイ ト!の使っているパソコンはハードの容量が4Gしかないの ですが、今では10Gなんて当たり前のようですからね。 やはり映像とか重いデータが多いからでしょう。おそらく これからますます容量アップの傾向が強まると思いますが これをネット上の倉庫にしまっておけるなら便利ですよね。 ハードが10Gもいらなくなるでしょうし。

これまでは、パソコンもいかにして小型で高性能、かつ多 機能であるかで競い合うようにして発展してきましたが、 これからは逆に「外注」できるものは専門家に任せるという、 なんかビジネスの社会で起きているようなことになっていく んでしょうか?もしかしたら20年後のパソコンはCPU と通信機能、そして表示装置だけになったりして。

こうしてみると、ライフサイクル理論の応用のようなもの が考えられますよね。

別の例で考えてみましょうか。銀行。

これまでは、まさに銀行も多機能、つまりパソコンで言えば ひとつの機械でいかに多くのことができるか競い合ってい ましたね。A銀行は総合金融サービスを提供します、なんて キャッチプレーズを標榜し、店舗がいかに競合銀行に比べて 多いかを競っていました。それが、ネットという新しいチャ ンネルが出てきたこともありますが、一転して店舗の効率化 を図るためにスクラップアンドビルドに走り、挙句の果てに は大型合併。そして専門銀行の波の予感。ファイト!が思う に今の銀行の窓口にいる人なんて派遣の人が多いし、システ ムなんて別会社でやらせているところがほとんど。意外と外 注ってあります。但し、預金・貸出というコアの部分だけは 残っていますが。でも、考えてみれば持ち株会社なんていう のもいわばパソコンのCPUだけがあるという発想に似たも のでしょうし、銀行も時代の流れにのっている感があります ね。まあ、そこにいる人間にとっては乗り物だけ先にいって しまい、追いつくのが大変なんですが。

でも、近い将来は、他の銀行の貸出業務や預金業務の外注を 受ける銀行が出てきてもおもしろいかもしれませんね。そん なことできるわけないじゃないか!といってるあなたはもう 時代の波に乗り遅れた旧式人間かもしれませんよ。発想の転 換、これって結構難しいですがこれからの時代を生きていく キーワードのような気がします。まあ、古い機械でもちゃんと メンテナンスをして、油をさしていれば意外と長持ちさせるこ とはできますから、あきらめるのはまだ早いです。努力ある のみ。

(2000年3月22日)




雑感その31:株式投資

ファイト!はお小遣いで同僚と2人で株式投資をしています。 もともと株式には興味がなく、株に投資するやつは博打屋だ と、嫌悪感さえ抱いてきたのですが、ちょっと発想を変える ことで、いまではほんの2〜3銘柄なのですが楽しんでいま す(あまり儲かってはいないのですが)。

株式投資をし始めたきっかけは、同僚が株を個人的にやって おり、雑談の中でファンドを2人で作ってひとつ大もうけし ようという単純な会話から始まりました。

でも、実際に自分でやるとなかなか面白いですね。儲かると か儲からないの問題ではなく、自分のお金を使うことにより 真剣味が出てきますし、なによりも自分が投資している業界 のことをかなり詳しく勉強するようになりました。これは 大きな収穫です。また、機関投資家の考え方、投資手法、個 人投資家の考え方などなど、結構心理的な部分も株価にはか なりの影響を与えることも肌身で感じることができました。

まあ、小遣い程度ですから全部消えても授業料と思えばあきら めもつく金額ですので、あまり損得には気を使わないと余裕の コメントをしたいのですが、現実は株価に一喜一憂しています。

でも、為替動向、米国市場動向、金利水準に始まり、業界の将 来性、はては原油価格の動向まで見た上で、株を買い、自分の 思惑どおり株価が上昇するとなんか嬉しいものです。逆の場合 には、その要因分析なんかもします。株価が下がるのが、まさ に風が吹けば桶屋が儲かる式の論理だったりすると、これは 教科書では絶対学べないなぁ〜と損をしたにもかかわらず一人うなづいていたりしています。

Kyu Eikan氏は株式の鉄則を書いていますので参考までに。

1.株は借金して買ってはいけない。自分の持っているお金で買   え。
2.証券会社のセールスマンの言うことを聞いてはいけない。
3.株を買うのに平均株価を気にしてはいけない。
4.株価が倍になったら半分だけは売れ。
5.株を買うときは全部いっぺんにまとめて買ってはいけない。

1は当然のこと。自分が取れるリスクの範囲内で投資しなさい ということでしょう。2は自分の判断で投資しなさいというこ と。他人から勧められて損した場合には後悔だけが残るでしょ う。3は平均を気にするのではなく、自分の投資する株式だけ を気にしなさいというもの。当たり前の話。4は欲張るなとい うこと。5は分散投資しなさいということでしょう。

ファイト!の場合、金融機関にいますから、これらに加えて Clientに関係する業界の株式は一切手を出さないというのも あります。これは常識。

もし、みなさんの中で株式投資なんかやったことないなんて言 う人がいたら、ぜひ一度勉強のためにも2〜3銘柄投資してみ てはいかがでしょうか。きっといい勉強ができると思いますよ。 但し、前に述べた鉄則だけは忘れないでくださいね。 はまりだすと、抜けられなくなる世界ですから。賭け事はほど ほどに(なんていうと証券会社の人に怒られますね)。

追伸:今週末は娘とデートのため、「雑感」はお休みします。    また週明けにお会いしましょう。


(2000年3月17日)


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